5月13日(土)に八重洲ブックセンターにて、「ねこ背は治る」(自由国民社)など60万部著者である小池義孝先生と、一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事である小林篤史とのコラボセミナーを開催しました。
今回は2部構成。
- 子どものねこ背をにゃおそう!セミナー
- 自分でねこ背を治すセミナー(大人向け)
子どものねこ背を『にゃおそう!』セミナー
お子様とお母様でご参加頂けるワークセミナーでした。
○小池先生パート
小池先生は、
1)ねこ背をにゃおそうスタンディング
2)ねこ背をにゃおそうウォーキング
についてお話しして頂きました。
○小林パート
当協会代表理事の小林からは、
「ねこ背をにゃおそう骨盤ストレッチ」についてお話しして頂きました。
自分でねこ背を治すセミナー
○小池先生パート
小池先生は立ち方とウォーキングの指導を行なって頂きました。
特にウォーキングにおいて、「大腰筋ウォーキング」を提唱されておりました。
「大腰筋ウォーキング」について、小池先生は「通常股関節は脚の付け根を指すが、歩くときの本来の股関節は、みぞおちの下、つまり大腰筋の着くところになる」というお話が印象的でした。
○小林パート
小林からはねこ背を治すのに一番大切なのは「骨盤を立てること」で、これを10秒で解消するには、太ももの前側のストレッチをすればいい、というお話がありました。
ここでモデルになってくれた方の骨盤の位置がその場で変わったのには驚きました。
質疑応答
いろいろな質問が出ましたが、2つだけ挙げておきます。
Q:子どもが扁平足でねこ背なのですが、扁平足とねこ背って関係ありますか?
A:関係あります。特に扁平足の場合、股関節を見るとたいてい内股になっています。内股の場合、たいてい骨盤が前傾しますので、その反動でねこ背になりやすいのです。
Q:子どもの姿勢を正すのに、「姿勢を正しなさい!」と言っても、その場でやるだけですぐ元に戻ってしまうと思うのです。何か子どものねこ背を治すためにいい注意の仕方はないですか?
A:子どもは本当に言うこと聞かないですよね?(笑)よってうちの院(小林の院)では、小学5年生から猫背矯正を行なうようにしています。こちら側から指摘したことができないと、よくなるものもならなくなるので、難しいからです。
子どもの場合、注意というより、「環境整備が大切」だと思うのです。家庭でもねこ背にならない環境づくりを行なうことです。
まとめ
お二人のねこ背のカリスマのお話は、アプローチの方法は違えど、骨盤を立てるという方向性が同じだったので、とても興味深いものになりました。小池先生が「大腰筋を使って歩くには、偉そうに歩けば良い」というお話とか、小林が実際にストレッチでその場で結果を出したのも、さすがでした。
またセミナーアンケートでも「わかりやすかった」「説得力のある話の仕方が印象的だった」とあったように、お二人とも話し方への工夫が見られました。やはりカリスマは伝えるのも上手いのですね。