猫背の改善は「まっすぐ」を知る事から始めましょう!!

 

 

 

猫背は、実年齢より老けて見えたり自身がなさそうに見えたりして

第一印象も良くないですね。

 

一方で、慢性的な肩こりの人の中には「自分は猫背で」とか「姿勢が悪くて」

という人も少なからずいます。

 

見た目の悪さにしても、肩こりのようなつらい症状にしても

ご自身にとっては嫌なことなので、皆さん猫背を直そうとするのですが

実際のところあまりうまくいっていないようです。

 

とりあえず胸を張って丸くなった背中を伸ばすことはできても

そのまま上体が後ろに反り返ってしまったり

顔が前に出たままだったりすることが多いのです。

 

そんな、”自分でうまく猫背を直せない”原因の一つに

まっすぐがわからない」というものがあります。

 

これを「正中認知障害」といいます。

 

以下で詳しく書きます。

 

 

私たちは日々自由な姿勢で活動している

 

 

地球上に生命が生まれたのち、人類は長い歴史の中で

二本足で直立した時に背骨がゆるいS字を描いて

頭の重さや身体の重さを骨格で支えるように進化してきました。

 

ですが、人形のように直立不動のままでは生活できません。

食事も仕事も遊びもできないというわけです。

 

よって、自ら自由に動きやすい姿勢をとっています。

 

すると、たとえそれが猫背であっても身体がそうした姿勢に慣れて

それが自分の「自然な姿勢」と感じるようになっていきます。

 

ちなみに、「自然な姿勢」と感じる中には

骨格や筋肉、靭帯のような軟部組織がこり固まってしまう構造的な面

それを普通に感じる感覚(位置覚といいます)的な面の両面があります。

 

そんな風に猫背を普通もしくは楽に感じるようになっているので、

急にまっすぐな姿勢をとると逆に身体が前や後ろに倒れているような違和感を感じて

自然と元の姿勢(猫背)に戻りたくなります。

 

 

 

まっすぐがわからないことを「正中認知障害」といいますが、

正中というのは、文字通り、身体が”中心・中央”の”正しい位置”にあることで

まっすぐな良い姿勢を指し、それがわからない状態ともいえます。

 

 

猫背は構造的な面と同時に感覚(位置覚)面も改善していく

 

 

 

長年、猫背でいると身体がそうした姿勢でガチガチに固まってくることは先ほど書きました。

これは「猫背のくせがついている」ともいえます。

 

そのくせを改善する場合、年配になって”年季の入った”猫背になるほど

くせが強いので改善に時間と手間がかかり

逆に若くて柔軟性が高い人ほど改善しやすくなります。

 

どちらの場合でも、基本的に3か月ほどの期間が必要なことが多いですが

その理由は人の細胞は日々新陳代謝で生まれ変わっていて

全身の細胞すべてが生まれ変わるとされる期間がおよそ3か月

といわれているからです。

 

猫背の場合も、ガチガチにかたまった骨や筋肉の細胞が

良い姿勢の細胞に入れ替わるまで同じ位かかるというわけです。

 

逆に、一度良い細胞に入れ替わってしまえば

その状態を維持すればよいので初めの頃よりは楽になってきます。

 

 

ですが、いくら身体の細胞が入れ替わったとしても

自分の感覚が猫背を楽だと感じたままだと

良い姿勢に違和感があるため改善しにくいです。

 

よって、同時に、自分の感覚も

猫背のくせがついた状態から改善していく必要があります。

 

その方法は、鏡や写真を使って姿勢を客観的に見ることです。

 

 

 

視覚はうそをつきません。

 

自分の感覚で違和感を感じたとしても

「本来は今の姿勢が良い姿勢」だと認識するようにすることで

だんだんその良い姿勢にも感覚が慣れてきます。

(この場合も3か月くらい時間をかけるつもりでじっくり取り組んでください)

 

 

猫背の改善にはストレッチがおススメ

 

 

 

 

実際に猫背を改善するにはいろいろな方法があります。

 

・自分で背すじを伸ばす

・姿勢矯正ベルトを使う

・スポーツジムで筋トレをする

・ストレッチで身体を伸ばす

・ヨガやピラティス、太極拳に通う

 

ざっと挙げただけでもこれだけあります。

 

その中で、姿勢矯正ベルトや筋トレはあまりおススメできません。

 

というのも、「年季の入った猫背」のようなガチガチの身体を

矯正ベルトの力で無理やり伸ばすことは苦痛を感じる事が多いからです。

 

しかも矯正ベルトは、1回使って終わりではなく、

やはり三か月くらいの期間使い続けなければ効果がありません

 

苦痛を伴うやり方では、継続は難しいと思います。

 

また、丸くなった背中を伸ばして筋トレで背筋を鍛える方法ですが

姿勢への感覚が修正されないまま筋トレを続けると

猫背のままの身体に筋肉がのることになり、かえって猫背が悪化するリスクがあります。

 

 

 

 

以上のことを考えると、ストレッチやヨガなどのような、

身体をゆっくりと伸ばすようなやり方が無理なく継続できておススメです。

 

 

まとめ

 

猫背は見た目が悪いだけでなく

肩こりの原因になるなど、身体によくありません。

 

そこで、猫背を改善しようとするわけですが

なかなかうまくいかない場合に考えられる原因の一つが

「まっすぐがわからない」ということです。

(正中認知障害ともいいます)

 

よって、猫背を改善させるには、

猫背でがちがちに固まった身体をストレッチなどで伸ばすと同時に

鏡や写真を使って感覚の改善も同時に行う必要があります。

 

ぜひ、身体と感覚の両方からアプローチしてみてください。

 

もしも自分一人ではうまくできない、わからないという場合には、

姿勢専門の整骨院や姿勢講座にご相談ください。

 

 

投稿者

四方田 春義(よもだ はるよし)

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師ディレクター

太極拳整体創始者、立身堂整骨院院長