新型コロナウイルスの影響もあり、続く行動自粛や在宅ワークで、コロナ疲れやストレス過多になっていませんか????
SNSなどでの投稿やコメントを拝見していると、こういった内容を目にすることが多いです。
『マスクを常備しなければいけない!』
『3密を避けるのに疲れた!』
『行動自粛でイライラしてしまい、ストレスだ!』
実は、コロナ疲れやコロナによるストレスが、遺伝子を老化させています?!
ご存知でしたでしょうか????
遺伝子の老化とは、つまり健康寿命に大きな影響を与えてしまうというわけなのです!
そこで、今回はコロナ疲れやコロナによるストレスが寿命を左右する理由と、健康寿命を延ばすためにコロナ疲れ・ストレスを解消していく方法についてご紹介しますね。
そもそもコロナ疲れとは????
よく『コロナ疲れ』と聞くけれど、どういったものなのかを理解できていないのではないでしょうか?
『コロナ疲れ』とは、新型コロナウイルス(COVID-19)というストレッサー(脅威)に対して、心理的な闘争や逃走反応が続くことで、次第にネガティブな感情が増幅して生じる状態のことを言うようです。
先ほどご紹介した
『マスクを常備しなければいけない!』
『3密を避けるのに疲れた!』
『行動自粛でイライラしてしまい、ストレスだ!』
こういったことが、まさに心理的な闘争や逃走であり、コロナ疲れに繋がってしまっているわけですね。
なぜコロナ疲れ・ストレスが寿命を左右するのか????
みなさんは、『テロメア』というものをご存知でしょうか?
ウィキペディアによりますと、『テロメア』とは、こういったものです。
参考:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2
ウィキペディアによると、『テロメア』とは染色体の末端部にある構造のことを言います。
細胞の老化や不死化と呼ばれる現象に重要な役割を担っており、これを介して生体の恒常性維持やがん化とも密接に関連しているようです。
上の画像にある染色体の末端部であるテロメアの長さが短くなるほど老化は進行し、動脈硬化や心臓病・癌のリスクが高まってしまいます。
ここで、コロナ疲れやコロナによるストレスが、テロメアに与える影響について、とても興味深い記事を見つけましたので、ご紹介させてください。
参考: CareNet
【「コロナ疲れ」が単なる疲労で済まされない理由】
https://www.carenet.com/news/general/carenet/50401
こちらの記事によると、3密回避などによるコロナ疲れからくる心理的ストレスを、『テロメア』は大きく影響を受けます。
心理的ストレスにより、テロメアの長さが短縮し、動脈硬化や心臓病の発症リスクが高まってしまうようです。
これだけをみると、今後の健康が不安になってしまうかもしれません。
ただ・・・・・・
逆を言えば・・・・・・・
コロナ疲れによる心理的ストレスを回避できれば、テロメアの短縮進行も抑えられて、健康寿命を延ばせるということになります。
そこで、最後にコロナ疲れ・ストレスを解消する方法をご紹介します。
わたしは、普段姿勢の専門家として、高齢者を中心に施術しています。
姿勢にアプローチすることで、コロナ疲れやストレスを解消する方法をご紹介しますね。
姿勢からコロナ疲れ・ストレスを解消する方法とは????
コロナ疲れやコロナストレスが長期的にかかってくると、モチベーションも下がり気持ちも沈んでしまいますよね????
気分が沈んでしまえば、ネガティブになり目線も下がります。
目線が下がり、背中も丸くなり猫背になってしまうわけです!!
先ほど、『コロナ疲れ』とは、新型コロナウイルス(COVID-19)というストレッサー(脅威)に対して、心理的な闘争や逃走反応が続くことで、次第にネガティブな感情が増幅して生じる状態のこととお伝えしました。
つまり・・・・・・
コロナ疲れやコロナストレスを解消していくためには、猫背を改善していく必要があります。
今回は、猫背改善のための3つのセルフケアをご紹介しますね。
【バンザイの姿勢】
1.固めに巻いたバスタオルを準備する。
2.長座して背中が一番円くなっているところの少し下に、固めに巻いたバスタオルを当てる。
3.仰向けになりバンザイの姿勢
※このまま2分間リラックスしてください。
3分ほどの動画で説明しましたので、こちらもご覧ください。
寝る直前に行なってみてください。
人によっては眠くなるほど心地良さを感じると思います。
ちなみに、私は気持ちが良くてよく眠ってしまいます。
これまでの猫背の習慣で背中がガチッと固まってしまっている方は、バンザイをした際に背中が痛いことがあります。
また、バンザイした両腕が床に付かない方もいらっしゃるかと思います。
これは毎日続けることで固まった背中が伸びてくるようになるので、痛みも改善してきますし両腕も床に付くようになってきますよ。
正直1日や2日やっただけで変わるものではないですが、睡眠の質も高くなってきますので、是非寝る前の習慣にしてみてください。
【寝たまま首押しポーズ】
1.セルフケアのポイントを確認する。
*画像のように後頭部と首の付け根を確認します。
2.仰向けに横になる。
3. セルフケアのポイントを指先で押圧する。
4. ツーンと響くところや心地よく感じるところを重点的に行う。
*目安としては一箇所10秒ほどです。
5.反対側も同様に行う。
*画像だと分かりづらいかもしれないので動画を撮りました。
こちらもあわせてご覧ください。
【肩の外回し運動】
① 両手指先を肩の上にポンと置いて準備する。
*椅子に座った状態でも立った状態でも、どちらでも結構です。
② 肩に置いた指先を支点に 肩を外に回す。
*肩に置いた指先を支点にしてあげることで、しっかりと肩を回すことができます。
肩を回す時はできるだけ大きく回しましょう。
この時に肩甲骨も 動くことを意識してみてください。
③肩を後ろに 回しきったら腕をスーッとおろす。
*肘が体に着くまで肩を外回しできたら、そのまま下に腕を下ろします。
腕を下ろした時に、前に巻き込んでいた肩が広がっているのを感じてください。
④①~③をゆっくりと10回繰り返す。
【注意点】
肩の外回しに加えて内回しも行なった方がいいのではと思った方もいらっしゃるかと思います。
実際に行なってみるとわかるのですが、肩の内回しを行うと肩が前に巻き込んでしまい猫背が悪化してしまいます。
肩の内回しも行うのであれば、最終的には肩の外回しを行なって、しっかりと胸を広げてあげるようにしましょう。
今回の肩の外回し運動に関しても、動画で説明してみましたのでご覧ください。
【まとめ】
ここまでご紹介しましたように、コロナ疲れやストレスは、単なる疲れやストレスではありません。
過度の心理的ストレスが健康のバロメーターである『テロメア』を短縮させてしまい、細胞の遺伝子を老化させてしまうので、注意したいです。
今後もコロナウイルスとは、共存していく必要があるでしょう。
コロナ疲れやストレスから『テロメア』の短縮を回避するためにも、在宅ワークの合間や寝る前などに、今回ご紹介したセルフケアを習慣にしてみてくださいね。
ご自身や大切な方の健康のために、今回のブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです。
投稿者
川﨑玄輝(かわさきげんき)
一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®
『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師