血圧が高い原因が猫背?!薬に頼らない健康体をつくる方法!

 

 

 

 

 

血圧が高い原因として、肥満や塩分の取りすぎ・喫煙などがあげられますが、実は『猫背』が原因となっていることをご存知でしょうか????

 

 

 

わたしは、姿勢の専門家として施術をしていますので理解できるのですが、血圧が高い原因が猫背であるとイメージできる方は少ないかもしれません。

 

 

 

 

 

そこで・・・・・・

 

 

 

 

 

今回は、血圧が高い原因が猫背である理由と、猫背を改善して健康体をつくるためのセルフケアをご紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血圧が高くなるメカニズムとは????

 

 

 

血圧が高い原因が猫背である理由を説明する前に、まずは、なぜ血圧が高くなったり低くなったりするのかについて知っておく必要があります。

 

 

 

血圧には、自律神経が関与しています。

 

 

 

 

 

 

自律神経とは、一言でいうと内臓や血管などの働きを調整して、24時間体内環境を整えてくれる神経です。

 

 

 

自分の意思で働かせる知覚神経や運動神経とは違って、自律神経は自分の意思とは関係なく無意識に働きます。

 

 

 

例えば、呼吸をしたり、食べたものを消化したり、汗をかいて体温調節をしたり。

 

 

 

血圧を高くしたり低くしたりというのも、もちろん無意識ですから自律神経が関与しているということになります。

 

 

 

こういったことが、自律神経の働きによって行われているわけですね。

 

 

 

また、自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。

 

 

 

交感神経とは、昼間起きているときや行動するとき、緊張しているときに働く神経です。

 

 

 

日常生活において、何かしらのストレスがかかってしまうことで、交感神経は優位になります。

 

 

 

気が張っていて、戦闘態勢モードといったイメージですね。

 

 

 

副交感神経とは、夜間寝ているときやリラックスしているときに働く神経のことを言います。

 

 

 

つまり、反対の働きをする交感神経と副交感神経がバランスを取ることによって、わたしたちは意識することなく生きていくことが出来るわけです。

 

 

 

ただ、交感神経と副交感神経のバランスが常に良いわけではありません。

 

 

 

わたしたちは、日常生活において、精神的なストレス暑さ寒さのストレス猫背などの姿勢の構造的なストレス等で、実は自律神経は大きな影響を受けてしまい、バランスを崩してしまうのです。

 

 

 

先ほど、このストレスが交感神経を優位にしてしまうとお伝えしましたが、この交感神経の優位こそが血管を収縮させて、血圧が高くなる原因なのです。

 

 

 

ここでは、血圧が高くなる原因はストレスだと言うことを、理解していただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血圧が高い原因が猫背?!その理由とは????

 

 

 

猫背になってしまう日常生活っていうのは、いろんなシチュエーションが考えられるかと思います。

 

 

 

ここでは、デスクワークを例にして、血圧が高い原因が猫背である理由について説明していきますね。

 

 

 

デスクワークをしているときの姿勢というのは、こういった猫背の姿勢ではないでしょうか????

 

 

 

 

 

 

この猫背のポイントをお伝えすると、こうなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. うつむく姿勢

 

 

 

デスクワークに限らず、スマホなどを使用している時に、目線が下になってうつむいてしまう姿勢になっていませんか?

 

 

 

頭はボーリング玉程の5~7kgの重さがあると言われています。

 

 

 

その重たい頭がうつむいてしまえば、当然首には負担がかかってしまいます。

 

 

 

首への負担が、長時間になればなるほど、首周りの筋肉に対して過度のストレスがかかってきます。

 

 

 

ストレスが、交感神経を優位にして、血圧が上がってしまうというわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 肺が圧迫される姿勢

 

 

 

デスクワークでは、背中を丸くし肩を前に出してしまう姿勢になりがちです。

 

 

 

デスクワークに集中すればするほど、この姿勢は悪化していくことは想像できるかと思います。

 

 

 

そうなってくると、胸が圧迫されてくるので、肺をしっかりと広げて深呼吸できなくなっていきます。

 

 

 

呼吸が浅いということは、身体に必要な酸素を十分に取り込めなくなります。

 

 

 

身体は酸欠状態になりますから、これがストレスとなってしまうわけです。

 

 

 

ストレスで交感神経が刺激されてしまい、血圧が上昇してしまうわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.股関節血管圧迫の姿勢

 

 

 

デスクワークに限らずですが、椅子に腰かけると股関節が約90度ほど屈曲してしまいますよね?

 

 

 

股関節には、大きな血管が走ってします。

 

 

 

股関節屈曲状態が続いてしまえば、下肢と上半身を繋ぐ大切な血管を圧迫してしまいます。

 

 

 

血管が圧迫されてしまえば、血流が悪くなってしまいますよね?

 

 

 

下肢の血流が悪くなれば、心臓はその状態を察知して、より血液を送り込もうと頑張ります。

 

 

 

これがストレスとなって、交感神経は刺激されていきます。

 

 

 

そのため、血圧が高くなるというわけです。

 

 

*このとき、足を組む姿勢を取っていれば、組んでいる両膝で血管を圧迫してしまいますので、さらに血圧が高くなると予想されます。

 

 

ちなみに、足を組む姿勢において、血圧が約10mmHg高くなるとも言われているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫背を改善し健康体をつくるセルフケアとは????

 

 

 

それでは、姿勢から血圧が高くなることを回避して、健康体になるためのセルフケアをご紹介しますね。

 

 

 

先ほど、血圧が高くなってしまう猫背のポイントをお伝えしました。

 

 

 

そのポイントを改善するためのセルフケアをご紹介させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.顔出し引っ込み運動

 

 

 

まず始めに、猫背によるうつむく姿勢改善のセルフケアです。

 

 

 

顔を前に出してうつむいた姿勢で生活をしていると、うつむいた状態で首周りの筋肉がガチガチに固まってしまいます。

 

 

 

このままでは、肩こりや頭痛にもつながってしまうので注意が必要です!

 

 

 

うつむいた頭を、理想的な位置に戻していくことが改善への近道となりますので、一緒に行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【顔出し引っ込み運動】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.顔を突き出すように前に出す。

 

 

*最初に顔を前に出すことで、ガチガチに固まった後頚部をストレッチできます。

 

 

*後頚部をストレッチしてあげると、この後の2.の動きを行いやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.前に出した顔を、後ろに引っ込める。

 

 

*首の真上に頭が乗っかることをイメージして行います。

 

 

 

 

 

3.ゆっくりと1と2を1セットとして、10回行う。

 

 

*ガチガチに固まっていると、上手くできないかもしれません。

 

根気よく続けることで、少しずつ大きく動かせるようになりますよ。

 

 

*最後は、顔を引いた状態で終わること。

 

 

顔を前に出した状態で終わると、顔出し猫背と同じ状態で終わってしまうことになります。

 

 

正しい顔の位置を身体に覚えさせることが、とても大切なのですよ。

 

 

 

 

動画でも説明しましたので、ご覧くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.大胸筋のストレッチ

 

 

 

次に、猫背による肺圧迫解除のためのセルフケアです。

 

 

デスクワークでは、背中が丸くなって肩が前に出た姿勢になってしまいます。

 

 

 

これは、胸板の筋肉である大胸筋が短縮してガチガチに固まってしまうことが原因で起こります。

 

 

 

大胸筋がガチガチのままで胸を開こうとしてもうまくできず、呼吸も深く吸うことも難しくなっていきます。

 

 

 

大胸筋のストレッチを行って、しっかりと肺への圧迫を解除していきましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大胸筋のストレッチ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.壁を横にして、立位で準備する。

 

 

 

 

 

2.右肘を90度に曲げて肩の高さまで上げて、手のひらから肘を壁につける。

 

 

 

 

 

3.左足を一歩前に出して、右の胸を壁に近づけていく。

 

 

*画像では見やすくするように、右胸を付ける壁はありません。

 

 

 

 

 

4.右の胸がストレッチされているのを感じたら、そのまま10秒ストレッチ。

 

 

 

 

 

5.反対側も同様に行うこと。

 

 

 

動画でも説明してみましたので、参考にしてみてください。

 

 

*月に1回開催の『美しい姿勢づくりワークショップ』の一コマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.大腿前面のストレッチ

 

 

 

猫背による股関節血管圧迫の姿勢のリセットのためのセルフケアをご紹介しますね。

 

 

 

椅子に座ったままの姿勢が長時間になってくると、股関節で血管を圧迫して血行不良になってしまいます。

 

 

 

これは、股関節の前側の筋肉が詰まるようにガチガチに固まってしまうことが原因です。

 

 

 

股関節の前側である大腿前面のストレッチを行って、股関節・下肢の血行不良を改善していきましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【大腿前面のストレッチ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①右足を大きく前に出し左膝を床につけた状態で、上体は真っ直ぐな姿勢で準備する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②上体を真っ直ぐにしたまま、前に体重移動させる。

 

 

 

 

 

③左側の太ももの前側から股関節が伸びているのを感じた状態で、10秒キープする。

 

 

 

 

 

④反対側も同様に行う。

 

 

 

*画像だと分かりづらいかもしれないので動画を撮りました。

 

タイトルは違いますが、ストレッチは同じですので、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.バンザイの姿勢

 

 

 

最後に、猫背改善のための仕上げのセルフケアをご紹介しますね。

 

 

 

デスクワークが長時間になると、背中が丸くなった状態で固まってしまいます。

 

 

 

バンザイの姿勢を行うことで、丸くなってしまった背中をリセットしてくれますので、最後の仕上げとして行ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【バンザイの姿勢】

 

 

 

 

 

 

 

1.固めに巻いたバスタオルを準備する。

 

 

 

 

 

2.長座して背中が一番円くなっているところの少し下に、固めに巻いたバスタオルを当てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.仰向けになりバンザイの姿勢

 

※このまま2分間リラックスしてください。

 

 

 

3分ほどの動画で説明しましたので、こちらもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

寝る直前に行なうと、より効果的です。

 

 

人によっては眠くなるほど心地良さを感じると思います。

 

 

 

ストレスが、血圧を高くする原因だとお伝えしましたが、心地よさや気持ちがいいという感覚はストレス解消になりますので、血圧を下げてくれる効果が期待できるというわけです!!

 

 

 

ちなみに、私は気持ちが良くてよく眠ってしまいます。

 

 

 

これまでの猫背の習慣で背中がガチッと固まってしまっている方は、バンザイをした際に背中が痛いことがあります。

 

 

また、バンザイした両腕が床に付かない方もいらっしゃるかと思います。

 

 

 

これは毎日続けることで固まった背中が伸びてくるようになるので、痛みも改善してきますし両腕も床に付くようになってきますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

今回は、血圧が高くなる原因に猫背が関係しているとお伝えしました。

 

 

 

ただ・・・・・・

 

 

 

一度立ち止まって考えてほしいのですが・・・・・・

 

 

 

血圧が高くなることって、本当に悪いことなのでしょうか?

 

 

 

身体が血圧を高くするには、必ず理由があります。

 

 

 

血行が悪くなって、血栓などが詰まって脳梗塞などが起きないように、血行促進をして血栓などが詰まらないように頑張ってくれているのです。

 

 

 

それだけ血流量を増やすので、血圧が高くなってしまうわけですね。

 

 

 

でも、血圧が高い状況が続いてしまえば、血管の損傷が激しくなります。

 

 

 

血圧を高くすることは身体の正常な生理的な反応ではあるのですが、結局は血圧は高すぎない方が良いということになりますね。

 

 

ここで、薬で血圧を下げようとしがちですが、薬の効果は一時的ですし副作用によって身体に負担がきてしまいます!!

 

 

 

ぜひ、今回ご紹介したセルフケアを習慣にしていただいて、薬に頼らない健康体をつくっていただければ嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者

 

川﨑玄輝(かわさきげんき)

 

 

 

 

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

 

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師