FacebookなどのSNSを拝見していると、このような投稿をされている方が増えてきましたね。
『花粉症きてる~』
『病院行って薬もらわないと、やってられないよ!!』
『誰か花粉症の体質改善する方法教えて~!』
花粉症でお悩みの方にとっては、本当に何とかしてほしい気持ちでいっぱいですよね????
実は、わたし自身も、元々ひどい花粉症で悩まされてきた一人なので、辛さはよ~く分かります。
ただ・・・・・・
花粉症の体質改善をするといっても、薬ではその場しのぎになってしまい、なかなか難しいですよね????
そこで今回は、わたしが実際に行ってきて効果があった、花粉症の体質改善のためのセルフケアをご紹介しますね。
もちろん、花粉症でお悩みの方に紹介して、効果があったと喜んでくださったセルフケアです。
楽しみにしていてくださいね。
【なぜ花粉症は発症するのか????】
身体というものは、花粉だけではなくて、ほこりなど人体にとっての異物だと感じられるものが体内に侵入しようとすると、くしゃみや鼻水などを利用してこの異物を侵入させないように、外に出そうと反応をするようになっています。
ところが、食生活の乱れやストレス過多によって免疫が低下してしまうと、これらの異物が入ってきたときに対処できなくなってしまいます。
免疫力が低下した状態でも身体は異物を排出しようと頑張るので、過度にくしゃみやかゆみが出るアレルギー症状を起こしてしまうというわけなのです。
これが、花粉症発症ということになります。
つまり、逆の発想をすると、身体に対して体質改善を引き起こしてくれるような適度な刺激を入れてあげて、免疫力を上げることが、花粉症を改善していくことにつながっていくのです。
【花粉症の症状とは????】
花粉症は、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみ、目のかゆみなどが主な症状です。症状が重くなると、皮膚のかゆみや頭痛、だるさ、不眠などを引き起こすことも少なくありません。
花粉症であるか、そうでないかの目安は、実は目のかゆみがあるかどうかが重要なポイントになってきます。
目のかゆみがない場合は、花粉症ではない別のアレルギーか、風邪の症状が出ているだけなのかもしれません。
目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、くしゃみは、空気中を浮遊している花粉が目の粘膜や鼻の粘膜に付着して、それを取り除こうとして起こるアレルギー反応になります。
身体は、花粉という異物が体内に侵入しないように、頑張って戦ってくれているから、このような症状が出ていると考えてください。
①目のかゆみ
空気中に浮遊する花粉が目に侵入して、花粉が目の粘膜内にくっつくと、ヒスタミンなどの物質を放出します。
放出されたヒスタミンなどの物質が目の神経や血管を刺激してしまうことで、目のかゆみが出てくるというわけなのです。
②鼻水
風邪などによっておこるやや粘性が高く黄・黄緑がかった鼻水とは違い、花粉症の鼻水は「水のような」粘り気がなくサラサラした透明のものが止まらずに出てきます。
③鼻づまり
鼻粘膜が腫れて鼻からのどへの通り道が狭くなることによって、鼻づまりが起こります。
口で呼吸をしがちになりますので、口の渇き、咳といった症状が出たり、においを感じにくいため食べ物の味が分かりづらくなったりします。
④くしゃみ
「くしゃみ」は、鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとして起こる症状です。
花粉症のくしゃみは、風邪やインフルエンザの際のくしゃみより回数も多く、ほとんどの花粉症の人が悩まされる症状です。
【花粉症の体質改善の4つのセルフケア伝授!!】
まずは、花粉症の症状にありました、『鼻づまり』を解消していきましょう。
鼻づまりでは鼻呼吸が苦しく、口呼吸になってしまいます。
鼻づまりから口呼吸になってしまうことで、ウイルスや細菌が直接体内に入ってきてしまうので、免疫力低下に繋がります。
実は、猫背の方は口呼吸になりやすいので注意しましょう!!
口呼吸が免疫力低下につながるということに関しては、動画で説明しました。
*4分ほどの動画です。
【鼻呼吸のメリット 口呼吸のデメリット 口呼吸と猫背の関係とは?!】
動画で説明した通り、口呼吸から鼻呼吸にしていくことが免疫力アップにつながり、花粉症に限らず今後の健康のためにも大切になってくるわけなのです!!
それでは、鼻づまり解消法として、2つのセルフケアをご紹介しますね。
① 鼻づまり解消ツボ押し『迎香(げいこう)』
鼻の小鼻の両脇にあるツボです。
人によって、若干変わるのですが、小鼻の脇と頬骨の間で押していくとツーンと響くところがあるはずです。
そのツーンと響く場所が、迎香(げいこう)ですよ。
ちなみに、わたしの場合は、上の画像の位置ですね。
このツボを鼻が通るまで押してあげてください。
ツボは両方行うといいですが、鼻がつまっている側をしっかりと行っていきましょう!
人差し指で、指圧や上下左右に動かしていくと、スーッと鼻が通ってくるはずです。
文字では分かりづらいので、動画で説明しました。
2分半の動画ですので、早速行ってみましょう。
こちらから、ご覧くださいね。
② 鼻づまり解消ツボ押し『晴明(せいめい)』
次に、晴明(せいめい)というツボをご紹介しますね。
こちらは、鼻の付け根と目の間にあるツボです。
先ほどの迎香(げいこう)同様に、押すとツーンと響く場所があります。
そのツーンと響く場所が、晴明です。
ちなみに、わたしの場合は、上の画像の位置です。
このツボを、迎香と同じように、鼻が通るまで押してあげてください。
ツボは両方行うといいですが、鼻がつまっている側をしっかりと行っていきましょう!
人差し指で、指圧や上下左右に動かしていくと、スーッと鼻が通ってくるはずです。
*目の疲れにも効果的なツボですので、デスクワーク等での眼精疲労時に行うと良いですよ。
こちらも動画を撮りましたので、ご覧くださいね。
2分ほどの動画です。
③ 過敏反応中枢への刺激
次に、花粉症体質自体を改善していくセルフケアをご紹介しますね。
身体には、過敏反応中枢という場所があることをご存知でしょうか????
あまり聞きなれない言葉ですよね?
過敏反応中枢は、2つあります。
1つは、おでこの真ん中と髪の生え際の部分。
もう1つは、頚椎の3番です。
頸椎がねじれていたり、凹んでいたりすると、花粉症の症状が出やすくなります。
頚椎の調整は、自分ではなかなか難しいので、今回はおでこの真ん中と髪の生え際の部分へのセルフケアをご紹介しますね。
【過敏反応中枢への刺激】
1. 握りこぶしをつくる。
2. ドスンドスンとおでこの真ん中と髪の生え際の部分を叩く。
3. 30回1セットで行う。
4. 花粉症の症状である、鼻づまり・鼻水・目のかゆみ・くしゃみなどが治まるまで、就寝時以外で8時間おきに(6~10時間おきに)行う。
*花粉症の症状が出なくなったら、止めて様子を見てください。
再度、症状が出てきたら同じことを繰り返します。
症状が出なくなったのに、刺激を入れ続けるのは身体を鈍くしてしまうので、やめましょう!!
動画の方が分かりやすいで、ご紹介しますね。
4分ほどの動画です。
おでこの真ん中と髪の生え際の部分への刺激の入れ方などが理解できますので、是非ご覧ください。
④ 顔出し引っ込み運動
最後に顔出し引っ込み運動というセルフケアをご紹介しますね。
こちらは、花粉症自体を解消するというよりは、姿勢を整えていくセルフケアです。
先ほど、花粉症で鼻づまりになると、口呼吸になり免疫力低下につながってしまうとお伝えしました。
猫背で背中が丸くなり顔を出した姿勢では、自然と口が開いてしまい口呼吸になりがちです。
この顔を前に出してしまった猫背を改善していくためのセルフケアになります。
花粉症対策のセルフケアと合わせて行うと、より健康的な生活が送れるようになります。
【顔出し引っ込み運動】
1.顔を突き出すように前に出す。
*最初に顔を前に出すことで、ガチガチに固まった後頚部をストレッチできます。
*後頚部をストレッチしてあげると、この後の2.の動きを行いやすくなります。
2.前に出した顔を、後ろに引っ込める。
*首の真上に頭が乗っかることをイメージして行います。
3.ゆっくりと1と2を1セットとして、10回行う。
*ガチガチに固まっていると、上手くできないかもしれません。
根気よく続けることで、少し大きく動かせるようになりますよ。
*最後は、顔を引いた状態で終わること。
顔を前に出した状態で終わるのは顔出し猫背と同じ状態で終わるからです。
正しい顔の位置を身体に覚えさせることが、とても大切なのですよ。
動画でも説明しましたので、ご覧くださいね。
まとめ
今回は、薬に頼らずに花粉症の体質を改善していくためのセルフケアをご紹介しました。
実際に、わたしが行ってきて効果があったものです。
ただ、花粉症自体の重症度であったり、度重なる日常生活での不摂生などで身体自体の感覚が鈍くなってしまっていると、改善には時間がかかってしまいます。
根気よく続けてみてくださいね。
毎年花粉症の時期にお世話になっていた薬から、1人でも多くの方が解放されてくれると嬉しいです。
投稿者
川﨑玄輝(かわさきげんき)
一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®
『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師