冷えが原因でがんのリスクが上がる?!姿勢改善が救世主!!

 

 

 

 

 

 

2人に1人が生涯でがんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われる日本。

 

 

 

がんの原因として、よく挙げられるのは、喫煙・食生活・ストレス・肥満・運動不足などですが、実は冷えががんの原因となっていることをご存知でしょうか????

 

 

 

その冷えを解消していく方法はいろいろあると考えられますが、姿勢を整えていくことが冷えの解消に役立ちます。

 

 

 

今回は、冷えががんの原因となる理由と、姿勢の専門家として、冷え解消のための姿勢改善のストレッチをご紹介させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷えががんの原因となる理由とは????

 

 

 

 

 

本来、わたしたち人間の身体というものは、体温を37℃に維持するようにできています。

 

 

 

体内エネルギーの約75%が体温を維持するために使われているといわれているので、体温というものが生きていくためにどれだけ重要なものかが理解できます。

 

 

 

体温維持には、血液、特に血液の中にある赤血球が、とても重要な働きをしています。

 

 

 

真ん中が窪んだ円盤のような形のものが、赤血球です。

 

 

 

 

 

 

赤血球の役割はこちらです。

 

 

 

【赤血球の役割】

 

・第1の役割『栄養素と酸素の運搬』

 

・第2の役割『毒素や老廃物の排除』

 

・第3の役割『体温の保持』

 

・第4の役割『免疫の維持』

 

 

 

身体が冷えてしまうと、この赤血球が末端まで届かなくなくなります。

 

 

 

そうなってしまうと、がんになるリスクが上がってしまうのですが、がんになる流れについて詳しく説明していきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.生命活動に欠かせない脳や心臓を守る!!

 

 

 

 

 

先ほど、身体は37℃に保つように出来ているとお伝えしましたね。

 

 

 

身体が冷えると、生命活動に最も大切な脳や心臓などを優先して37℃にキープしようとします。

 

 

 

身体の末端部の血管を収縮させて、末端部への血流量を減らして、生命活動に欠かせない脳や心臓を守ろうとするのです。

 

 

 

 

 

 

 

2.体温保持に欠かせない赤血球が届かない!!

 

 

 

 

 

冷えにより、生命活動に欠かせない脳や心臓の体温保持をすることは、最優先事項です。

 

 

 

ただ・・・・・・

 

 

 

そうなってくると、末端部への血管を収縮させて末端部への血流量が減少するので、体温調節に欠かせない赤血球が届かなくなってしまうのです。

 

 

 

ここで、手足に痺れや冷えを感じるようになってきます。

 

 

 

酸素も栄養素も赤血球が運べないので、末端の組織は飢餓状態に陥ってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.活性酸素が働きだす!!

 

 

 

 

 

普段は生きていくためには酸素が必要なのですが、酸素を運ぶ赤血球が末端部に行くことが出来ないと、組織や細胞は生きていくためには酸素を利用できなくなってしまいます。

 

 

 

そこで・・・・・・

 

 

 

酸素の代わりにあるものを使うようになります。

 

 

 

そのあるものとは、『活性酸素』です。

 

 

 

 

 

 

酸素と聞くと、身体にとって良いようなイメージを持ってしまいがちですが、実はその逆なのです。

 

 

 

活性酸素とは、ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことを言います。

 

 

 

つまり、身体をさび付かせて老化させてしまいます。

 

 

 

呼吸によって大量の酸素を体内に取り込みますが、そのうち約2%が活性酸素になると言われています。

 

 

 

この活性酸素は、トゲトゲした形をしています。

 

 

 

少し大げさに言うと有刺鉄線のようなトゲトゲをイメージすると、分かりやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

飢餓状態になってしまった組織や細胞は、酸素の代わりに活性酸素を使うことになります。

 

 

 

活性酸素はトゲトゲした形をしているので、血管などは傷ついて炎症を起こしてしまい、正常な細胞もがん化してしまうというわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.がん細胞が好む環境が出来上がってしまう!!

 

 

 

 

 

がん細胞は、低酸素状態を好みます。

 

 

 

冷えで末端部への血流量が減少してしまうと低酸素状態となり、がん細胞を攻撃する免疫細胞ががん細胞まで到達できなくなります。

 

 

 

また、活性酸素が血管を傷つけてしまうことで、血中にはないはずのブドウ糖が流れ込んできます。

 

 

 

実は、がん細胞はブドウ糖が大好物なのです。

 

 

 

ブドウ糖が多く低酸素の環境であれば、がん細胞は増殖してしまうというわけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷えと猫背の関係とは????

 

 

 

 

 

次に、姿勢の悪さが冷えにつながるということについて説明していきますね。

 

 

 

姿勢が悪いというと、猫背の状態がイメージしやすいので、猫背が冷えにつながるという理由をお伝えします。

 

 

 

こちらのイラストをご覧ください。

 

 

 

 

 

左のイラストが猫背の状態なのですが、実は背中が丸くなっていることだけが猫背ではありません。

 

 

 

右側の理想的な姿勢との違いはどこかを見ていきましょう。

 

 

1.顔や首が前に出ている!!

 

 

2.肩が前に出ている!!

 

 

3.背中が丸くなってしまっている!!

 

 

4.骨盤が後傾している!!

 

 

5.膝が曲がってしまっている!!

 

 

 

 

 

このように、右側の姿勢と比べると、身体に負担のない理想的な位置に骨や関節がないのです。

 

 

 

身体には常に重力がかかっています。

 

 

 

重力というものは、身体へ大きな負担をかけます。

 

 

 

理想的な位置に骨や関節がないということは、そこを走っている血管も捻じれたり、圧迫されてしまいます。

 

 

 

捻じれた血管に重力がかかり続けるわけですから、血流が悪くなってしまうわけです!!

 

 

 

血流が悪くなってしまうということは、体温保持や免疫に欠かせない赤血球を充分に運ぶことができないわけです!!

 

 

 

血行不良になった場所は冷えをおこしてしまいます。

 

 

 

身体が冷えてしまえば、先ほど説明したようにがんのリスクが高まってしまうというわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷え解消姿勢改善ストレッチ

 

 

 

 

 

今説明しました通り、姿勢が悪く猫背になってしまうことで、血行不良になり冷えを引き起こしてしまいます。

 

 

 

冷えががんのリスクを上げてしまうので、猫背を改善していけば血行も良くなり、がんのリスクも軽減できるということにつながっていきます。

 

 

 

そこで・・・・・・

 

 

 

今回は、先ほどの姿勢のイラストで挙げました猫背の特徴である

 

 

 

『1.顔や首が前に出ている!!』

 

 

『2.肩が前に出ている!!』

 

 

『3.背中が丸くなってしまっている!!』

 

 

『4.骨盤が後傾している!!』

 

 

『5.膝が曲がってしまっている!!』

 

 

 

 

 

この5つを改善していくためのセルフケアをご紹介させてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.顔出し引っ込み運動

 

 

 

 

 

まずは、『1.顔や首が前に出ている!!』を改善していくためのセルフケアです。

 

 

 

顔を前に出してしまう姿勢で生活をしていると、うつむいた状態で首周りの筋肉がガチガチに固まってしまいます。

 

 

 

頭を理想的な位置に戻していくことが血流改善への近道となりますので、一緒に行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

【顔出し引っ込み運動】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.顔を突き出すように前に出す。

 

 

*最初に顔を前に出すことで、ガチガチに固まった後頚部をストレッチできます。

 

 

*後頚部をストレッチしてあげると、この後の2.の動きを行いやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.前に出した顔を、後ろに引っ込める。

 

 

*首の真上に頭が乗っかることをイメージして行います。

 

 

 

 

 

3.ゆっくりと1と2を1セットとして、10回行う。

 

 

*ガチガチに固まっていると、上手くできないかもしれません。
根気よく続けることで、少し大きく動かせるようになりますよ。

 

 

*最後は、顔を引いた状態で終わること。

顔を前に出した状態で終わるのは顔出し猫背と同じ状態で終わるからです。

 

 

 

 

正しい顔の位置を身体に覚えさせることが、とても大切なのですよ。

 

 

 

 

動画でも説明しましたので、ご覧くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.大胸筋のストレッチ

 

 

 

 

 

次に、『2.肩が前に出ている!!』を改善していくためのセルフケアです。

 

 

 

デスクワークでは、背中が丸くなって肩が前に出た姿勢になってしまいます。

 

 

 

これは、胸板の筋肉である大胸筋が短縮してガチガチに固まってしまうことが原因で起こります。

 

 

 

大胸筋がガチガチのままで胸を開こうとしてもうまくできず、呼吸も深く吸うことも難しくなっていきます。

 

 

 

大胸筋のストレッチを行って、しっかりと肺への圧迫を解除して血流改善をしていきましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

【大胸筋のストレッチ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.壁を横にして、立位で準備する。

 

 

 

 

2.右肘を90度に曲げて肩の高さまで上げて、手のひらから肘を壁につける。

 

 

 

 

3.左足を一歩前に出して、右の胸を壁に近づけていく。

 

 

*画像では見やすくするように、右胸を付ける壁はありません。

 

 

 

 

4.右の胸がストレッチされているのを感じたら、そのまま10秒ストレッチ。

 

 

 

 

5.反対側も同様に行うこと。

 

 

 

 

 

動画でも説明してみましたので、参考にしてみてください。

 

 

*月に1回開催の『美しい姿勢づくりワークショップ』の一コマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.バンザイの姿勢

 

 

 

 

 

『3.背中が丸くなってしまっている!!』を改善していくためのセルフケアです。

 

 

 

デスクワークなどで座っている時間が長くなると、背中が丸くなった状態で固まってしまいます。

 

 

 

バンザイの姿勢を行うことで、丸くなってしまった背中をリセットしてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

【バンザイの姿勢】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.固めに巻いたバスタオルを準備する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.長座して背中が一番円くなっているところの少し下に、固めに巻いたバスタオルを当てる。

 

 

 

 

3.仰向けになりバンザイの姿勢

 

※このまま2分間リラックスしてください。

 

 

 

 

 

3分ほどの動画で説明しましたので、こちらもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

寝る直前に行なってみてください。

 

 

 

人によっては眠くなるほど心地良さを感じると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.骨盤振り運動

 

 

 

 

 

『4.骨盤が後傾している!!』を改善していくためのセルフケアです。

 

 

 

年を重ねてくると、骨盤後傾位の状態で骨盤周りの筋肉がガチガチに固まっていきます。

 

 

 

骨盤後傾位とは骨盤が後ろに倒れてお尻が垂れてしまう状態を言います。

 

 

 

骨盤が柔軟に動いてくれないと、骨盤も理想的な位置に戻していくことができません。

 

 

 

今回ご紹介する骨盤振り運動で、ガチガチに固まった骨盤を柔軟にしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

【骨盤振り運動】

 

 

 

 

 

1. 軽く膝を曲げて肩幅に立つ

 

 

 

 

 

 

 

 

2.腰をそらせて骨盤を前傾させる(反り腰)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.腰を斜め上前方に持っていき骨盤を後傾させる

 

 

 

 

 

4.これを1セットとして、ゆっくりと10回行う

 

 

 

 

画像では分かりづらいので動画でもご紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.ハムストリングスのストレッチ

 

 

 

 

 

『5.膝が曲がってしまっている!!』を改善していくためのセルフケアです。

 

 

 

骨盤が後傾してしまうと、バランスをとるために膝を曲げる姿勢になってしまいます。

 

 

 

これは、太ももの裏の筋肉であるハムストリングスの短縮が原因で起こっています。

 

 

 

ハムストリングスをしっかりとストレッチして、膝を伸ばして血流改善をしていきましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ハムストリングのストレッチ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①イスに浅く座る。

 

 

 

 

②左足を前に出す。

 

 

膝が出来るだけ曲がらないように。

 

 

 

 

③上体を前に倒す。

 

*背中を出来るだけまっすぐにした状態で、股関節から前傾させること。

 

 

 

 

④太ももの裏がストレッチされているのを感じながら10秒キープする。

 

 

 

 

⑤右側も同様に行う。

 

 

 

3分ほどの動画でも説明しましたので、ご覧ください。

 

 

 

 

 

その方の身体の硬さなどで、改善に時間がかかる方もいますが、ハムストリングをしっかり緩めて短縮を解消すれば骨盤も正しい位置に戻ろうとしてくれます。

 

 

あきらめずに、今後のためにも根気よく続けてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

今回は、冷えが原因でがんのリスクが上がるというブログを投稿させていただきました。

 

 

 

ただ・・・・・・

 

 

 

冷えというのは、がんのリスクが上がるだけではありません。

 

 

 

冷えによって血行不良になれば、身体は酸欠状態になり免疫力も低下していってしまいます。

 

 

 

ほかの疾患やコロナウイルスなどの感染症リスクにも繋がってしまう可能性もあるのです。

 

 

 

冷え解消には姿勢以外の方法もあるでしょうが、ご紹介したセルフケアが冷え改善に繋がり、健康的な生活を送る方が増えてくれると嬉しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者

 

 

川﨑玄輝(かわさきげんき)

 

 

 

 

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

 

 

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師