小池祐貴選手金メダル獲得!明暗を分けたものとは?!

 

ジャカルタ・アジア大会(2018年)は、盛り上がりましたね!!

 

そんな中、先日陸上200メートルで見事金メダルを獲得した

初出場の小池祐貴選手はすごかったです。

(自己ベストを更新する20秒23の日本歴代7位のタイム)

 

個人的にとても興奮し、気づけば決勝の動画ばかり100回程見ていました。

 

ご覧になっていない方は、NHKのYouTube動画を見つけましたのでご覧になってみてください。

htpps://youtu.be/hotOimI5R_A

 

この種目での日本勢の金メダルは

2006年ドーハ大会の末續慎吾(すえつぐ しんご)選手以来でした。

つまり、3大会・12年ぶりの快挙だったわけです。

 

大会前、小池選手が金メダルの有力選手だと伝えるメディアは

ほとんどありませんでした。

むしろ、同種目で日本人歴代2位の記録(自己記録20秒11のタイム)を持つ

飯塚翔太選手に注目が集まっていました。

 

 

繰り返し決勝動画を見ていて勝利の秘訣をみつけました。

 

これは、なんとなく言っているわけではなく

日々、多くの方の姿勢を見ている猫背矯正マイスター®として

金メダルを獲得できるか否かの決定的明暗に気づいてしまったのです!

 

この決定的な明暗を知っているかいないかで

今後俊足を手に入れられるかが決まってくると言っても過言ではありません。

アスリートでなくても、健康にまで大きくかかわってきます。

 

みなさんは、その明暗を知りたいでしょうか?!

 

 

それでは、先に結論をお伝えしますね。

 

 

金メダルの獲得の明暗を分けたものとは??

 

 

それは・・・・・・

 

 

『骨盤』です。

 

 

 

もう少し細かくいうと・・・・・・

 

 

 

『骨盤が立っていた』です。

 

 

 

骨盤が立つ?!

もしかすると、何のことだかわからない方も多いと思います。

これから詳しく説明しますね。

 

 

 

金メダルの明暗を分けたのは骨盤だった!

 

 その前に、今回のアジア大会陸上200メートル決勝のこちらの写真をご覧ください。

 

 

これは、コーナーを回って残り100メートルに差しかかった場面です。

 

写真向かって右端が金メダリストの小池選手

右から2番目が銀メダリストの楊選手(台湾)

そして左端が最も陸上200メートルで金メダル有力と言われていた飯塚選手です。

 

この写真から、「骨盤」の状態を見ていきましょう。

(写真だと分かりづらいですが)

 

ここに、メダリストとそうでない選手との決定的な違いがあるわけです。

 

残り100メートル地点での小池選手と銀メダリストの楊選手は

骨盤がしっかりと立っています。

 

一方、飯塚選手は、この段階で骨盤が立っていません。

 

骨盤が後ろに倒れてお尻の位置が下がってしまっているわけです。

実は、骨盤が立つことが足の運び方に大きな影響を与えます。

 

ここで、「骨盤が立つ」について詳しく説明しますね。

 

 

 

 「骨盤が立つ」とは?!

 

骨盤が立つとは、こういうことです。

 

 

 

骨盤の前側の出っ張りの上前腸骨棘(写真の赤い点)と

骨盤の後ろの上後腸骨棘(写真の青い点)の位置をみます。

 

この2点を線で結んでみて、地面と平行になっていることで

「骨盤が立つ」という表現をします。

 

実は骨盤が立つことで、身体に負担のないムダのない動作を行うことができるんですよ。

 

 

 

それでは、もう一度先ほどの写真で確認しましょう。

 

 

まずは、金メダリスト小池選手と銀メダリスト楊選手の骨盤をアップします。

 

 

【小池祐貴選手の骨盤】

 

 

 

【楊選手の骨盤】

 

 

 

 

この段階では、2人とも上前腸骨棘と上後腸骨棘を結ぶラインが地面と平行なのです。

つまり、骨盤がしっかりと立っている証拠です。

 

次に、右端の飯塚選手の骨盤をアップします。

 

 

【飯塚翔太選手の骨盤】

 

 

写真だと少し分かりづらいですが、小池選手と楊選手に比べると

上後腸骨棘(お尻側)の位置が上前腸骨棘(お腹側)の位置より下にあります。

 

これはお尻の位置が下がり、骨盤を立たせることができずに

後傾してしまっている状態です。

(先ほどの全員が写っている写真を、もう一度見てみるとわかるかと思います。)

 

 

下図を見ると、骨盤の後傾とはどういうものか理解できるはずです。

 

出典:(社)日本施術マイスター養成協会

 

 

お尻の位置が下がる骨盤後傾は

足腰が疲れているアスリートだけでなくお年寄りによく見られる姿勢です。

 

みなさんも、一度この姿勢で歩いてみてください。

膝が曲がって足がうまく前に出せないので、スムーズに歩けないはずです。

 

この状態で飯塚選手は走っているわけですから足がスムーズに出てきません。

前に出した膝も伸びずに曲がっていることが確認できます。

この後、飯塚選手はあっという間にメダリスト2人に置いていかれるわけです。

 

 

 

 

ただ、この状態ではメダリスト2人の骨盤の位置には問題ありません。

そこで、ゴール寸前の2人の骨盤の位置を確認してみることにします。

 

 

 

いかがでしょうか?

地面からの骨盤の位置を見てみてください。

 

手前、楊選手は、先ほどの飯塚選手と同じように

お尻の位置が落ちてきて骨盤が後傾しています。

この状態ではどうしても身体に無理がきてしまうわけです。

 

最終的にはゴール地点では力尽き足がもつれて転倒してしまいました。

 

 

 

それに比べて、奥の小池祐貴選手の骨盤をご覧ください。

疲労がたまり体力も限界に近づく後半にもかかわらず

骨盤がしっかりと立っていますよね。

 

ゴール地点まで骨盤を立たせることができたので

スピードも落ちることなく金メダルを獲得したわけです。

 

以上のことから、骨盤が立つということが

とても大切であるとがわかっていただけたのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

 

 

 

今回は、ジャカルタ・アジア大会2018

陸上200メートル決勝のスペシャリストをモデルにお伝えしました。

 

骨盤を立たせるということの重要性はアスリートに限ったことではないんです。

お尻の位置が落ちて骨盤を立たせることができなければ

年齢にかかわらず転倒骨折のリスクも高まるので、決して他人事ではありません。

 

こういったリスクを避けて健康に過ごしていくためには

普段から骨盤を含めて姿勢を整えていく必要があります。

 

そうは言っても、ご自身で骨盤を整えて立たせることってなかなか難しいですよね?

 

 

 

そういう方のために、姿勢を整えるための無料メール講座をご用意してますので参考にしてみてください。

 

「健康的に」美しい姿勢づくりワークショップ

 

少しでも健康へのお手伝いができれば、嬉しい限りです。

 

 

投稿者

川崎 玄輝(かわさき げんき)

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師

『高齢者の姿勢を整え、健康寿命を延ばす専門家』