骨盤のゆがみチェック!目を閉じて片足で10秒立てますか?!

 

 

自分の骨盤にゆがみがあるか、気になるという方は多いのではないでしょうか?

 

 

骨盤のゆがみをチェックする方法は、いろいろあります。

 

 

例えば・・・

姿勢矯正のプロに骨盤のゆがみをチェックしてもらったり。

目を閉じてその場で足踏みして、もともと立っていた場所から離れているかをチェックしたり。

でも、プロに見てもらうにはお金がかかります。

 

 

その場での足踏みでは、とんでもないところへ行くこともあるので、狭い空間では行えません。

そこで、今回はお金もかけずご自身で簡単に行える、骨盤のゆがみチェック法をお伝えします。

 

 

それは・・・

 

 

『目を閉じて、

 10秒以上片足立ちをする!!』

 

 

なんだ、そんなことかと感じた方もいらっしゃるでしょう。

おそらく、誰もが行なったことがあるでしょうから。

 

 

ですが、骨盤のゆがみのために意識して行なう方は、少ないのではないのでしょうか???

 

 

では、この目を閉じて片足立ちをする事で

どのように骨盤のゆがみがチェックできるのか・・・これから、詳しく説明します。

 

 

その前に、みなさんには目を閉じて片足立ちを行なっていただきたいと思います。

ご自身の骨盤のゆがみが分からないと、改善の仕方もわかりません。

ぜひ、一緒にやってみましょう。

 

 

 

 

 

あなたは目を閉じて片足立ちできますか?

 

それでは、一緒に片足立ちを行なってみましょう。

 

 

①自然体で立つ。

 

 

 

②バランスを取るために両手を広げて右膝をあげて片足立ちになる。

 

 

③この状態で目を閉じて、10秒以上キープする。

 

 

④反対側も同じように行う。

 

 

※フラついて怪我しないように、障害物のない空間で行なうようにしましょう。

 

 

いかがでしたか???

 

 

目を閉じた状態での片足立ちを10秒キープできましたか?

 

 

意外と難しいですよね?

 

 

10秒経たないうちに、前に倒れた方、後ろに倒れた方

または左右に倒れた方など、様々かと思います。

 

 

もしくは、右足(左足)をあげたときはできても

左足(右足)をあげたときはバランスを崩してしまったという方もいたかもしれません。

 

 

いずれにしても、目を閉じて10秒以上キープできなかった方は

骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。

 

 

なぜ、そう言えるのか???

 

 

これから、どのようにバランスを崩してしまったかというタイプ別に分けて、説明していきます。

 

 

 

 

 

タイプ別にみる骨盤のゆがみ方とは

 

目を閉じて片足立ちをして、10秒経たずにあげていた足を床のどこについたか

骨盤のゆがみを4つのタイプに分けて説明しますね。

 

 

あなたはどのタイプでしょうか?

 

 

 

骨盤前傾タイプ

10秒経たずに、あげていた足を前についてしまった方は、骨盤前傾タイプです。

 

 

骨盤が前傾するとは、お尻が持ち上がり反り腰の状態をいいます。

 

 

男性よりも女性に多いです。

 

 

この状態ですと重心が前側(おへそ側)になるため

真っ直ぐ立てずに足が前に出てしまうわけです。

 

 

骨盤前傾ですと股関節前が詰まるので、股関節痛になりやすいです。

また、反り腰で腰回りの筋肉が過度に緊張するので、腰痛の原因になります。

 

 

 

 

 

骨盤後傾タイプ

10秒経たずに、あげていた足を後ろについてしまった方は、骨盤後傾タイプです。

 

 

骨盤が後傾するとは、骨盤が後ろに倒れることで

お尻が垂れているように見えるタイプのことです。

 

 

お年寄りに多くみられます。

 

 

この状態ですと重心が後ろ側(お尻側)にあるため

真っ直ぐ立っていられずに、あげていた足を床の後ろについてしまうわけです。

 

 

骨盤が後傾すると、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)を短縮させ

バランスをとるために膝を曲げないと立ったり歩いたりできません。

 

 

この状態が続けば、体重が膝の前にかかるので、膝痛の原因になります。

膝の痛みが強くなると歩行困難になり、寝たきりになるケースもあるので注意したいですね。

 

 

 

骨盤が右に下がるタイプ

10秒経たずに、あげていた足を右側についてしまった方は、骨盤が右に下がるタイプです。

 

 

これは、前から見た時に骨盤の右側が左側よりも下がっているタイプです。

 

 

右足をあげたときでも、左足をあげたときでも右側に足が着いたら同じです。

 

 

この状態ですと重心が右側にあるため、真っ直ぐ経っていられずに

あげていた足を自分の右側についてしまうわけです。

 

 

 

 

骨盤が左に下がるタイプ

10秒経たずに、あげていた足を左側についてしまった方は、骨盤が左に下がるタイプです。

 

 

これは、前から見た時に骨盤の左側が右側よりも下がっているタイプです。

 

 

右足をあげたときでも、左足をあげたときでも左側に足が着いたら同じです。

 

 

この状態ですと重心が左側にあるため、真っ直ぐ経っていられずに

あげていた足を自分の左側についてしまうわけです。

 

 

 

 

 

タイプ別にみる骨盤のゆがみ解消法

 

 

それでは、それぞれのタイプの骨盤のゆがみを改善していくにはどうしたら良いか?

 

 

知りたいですよね??

 

 

 一つ一つ説明していきますね。

 

 

骨盤前傾タイプの改善法

先ほど、骨盤が前傾すると股関節の前側がつまるとお伝えしました。

 

 

ということは、股関節の前側のつまりを取ってあげれば、骨盤の前傾は改善してきます。

 

 

片足立ちが出来るできないに関わらず

反り腰の方が行うことで骨盤の位置が整ってきますので、行なうと良いですよ。

 

 

①片足を大きく前に出す

 

 

 

②その状態から前に倒して後ろ側の股関節から太ももの前を伸ばす

 

 

③左右30秒ずつ行う

 

※壁などに手をあててあげると、ふらつかずに行なえます。

  寝る前に行うと、睡眠もしっかり取れるようになりますよ。

 

 

 

骨盤後傾タイプの改善法

先ほどもお伝えしましたが

骨盤が後傾すると太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が短縮して固くなってしまいます。

 

 

骨盤の後傾を改善していくには

この短縮したハムストリングスを緩めていく必要があるわけです。

 

 

ハムストリングスを緩めるために、次のストレッチを行なってみましょう。

 

 

①イスに浅めに腰かける。

 

②片足を前に出す。

 

③背中からでなく、股関節から上体を前に倒す。

*背中を丸めて上体を倒すと、ストレッチ効果が弱まりますので注意しましょう。

 

 

④前に出した足の太ももの裏がストレッチされているのを感じながら

 そのまま30秒キープする。

 

⑤反対側も同様に行う。

 

 

まずは、寝る前だけでも構いません。

余裕があれば、気付いた時に行なってみてください。

 

 

 

骨盤が右に下がるタイプの改善法

このタイプは、骨盤の右側が下がってしまったというよりは

骨盤の左側が持ち上がったという方が良いかもしれません。

 

 

これは、お腹の横の筋肉(腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋)が短縮して

骨盤の左側を持ち上げている可能性が高いです。

 

 

ここを緩めるためには、ご自身でセルフマッサージを行なってみましょう。

 

 

①お腹の左側を手のひらで覆うように把握する。

 

②そのまま、揉みほぐしていく。

※特に固いところがあれば、そこをしっかりと揉みほぐしてください。

 

 

 

骨盤が左に下がるタイプの改善法

こちらに関しては、上でお伝えした骨盤が右に下がるタイプの改善法の逆を行えば良いです。

 

 

①  腹の右側を手のひらで覆うように把握する。

 

②そのまま、揉みほぐしていく。

※特に固いところがあれば、そこをしっかりと揉みほぐしてください。

 

 

 

 

 

まとめ

 

目を閉じて10秒以上立てないのは、骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。

 

 

上にあげたストレッチを行うことで骨盤が整っていけば

バランスが取れるようになるので片足立ちもできるようになります。

 

 

ただ、片足立ちを行うだけでは細かい骨盤のゆがみまではチェックできません。

 

 

なぜなら、骨盤のゆがみは前後左右に倒れるだけでなく

左右への捻れ(回旋)も関係してくるからです。

 

 

しっかりと骨盤のゆがみを改善していくには

姿勢の専門家に直接姿勢チェックしてもらうのが一番です。

 

 

そのために、月に2回1時間のワークショップを開催しています。

健康的に『美しい姿勢づくりワークショップ』

https://jmtta.org/beautiful-posture/

 

 

お時間あれば、参加してみてください。

 

 

 

投稿者

川崎 玄輝(かわさき げんき)

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師