野球でも猫背はNG!原因筋肉をねらって逆転を

 

イチロー選手の引退会見や選抜高校野球など

野球ファンにとって話題にことかかない春となりました。

 

 

日本人はもともと野球が好きな人が多く

ひいきのチームの悪口でも言われようものなら

本気で怒る人も珍しくないことも・・・。

 

 

私も子どもの頃、父親にグローブを買ってもらって

親子でキャッチボールをして遊んだ記憶がありますが

結局、球技でなく柔道や空手などの方が性に合っていたようで

武術系に進んでしまいました。

 

(今では、太極拳教室と大東流合気柔術道場で指導しています)

https://peraichi.com/landing_pages/view/ran5q

 

 

周りが野球で盛り上がっていると

自然と野球に関するニュースなども目に入ってくるものですね。

 

 

今回は高校野球のサイトの記事をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

良い記事ながら画像がないのは残念・・・

 

参考:高校野球ドットコム「猫背を解消しよう!」

https://www.hb-nippon.com/news/38-other/33628-bsinfo20181005001

 

こちらの記事では、猫背と野球の関係について

投球動作などに関与する筋肉や骨など具体的に書かれていて

姿勢と身体の専門家である私にとって面白くわかりやすいものでした。

 

 

ですが・・・

この記事には画像がなく、全て文字のみなんです。

 

 

せっかく良い記事なのに、

これでは一般の人、例えば、野球をやっていて猫背を直したいけど

筋肉について詳しくない人には分かりにくいのではないか?!と

勝手に心配してしまいました・・・。

 

 

 

 

 

 

画像で身体各部をイメージしてみましょう

 

では、実際に文章を引用して画像で補足させていただきます。

 

1、投球動作についての引用から

>ボールを投げるたびに上腕骨頭は動きに合わせて

>自然に前方移動し、肩が少し前に入って背中が丸まった

 

 

「上腕骨頭」の画像

(出典:関節が痛い 肩関節の仕組)

https://www.kansetsu-itai.com/about/shoulder/sho002.php

 

 

上腕骨というのは、いわゆる「二の腕」の部分の

力こぶができる骨のことです。

 

 

「上腕骨頭」というのは、その上腕骨の上の丸い部分で

肩甲骨のくぼみにはまり込むようになっています。

 

 

はまり込むといっても、それほど深いわけではないので
広い範囲でぐるぐる動かせる(可動域が広いといいます)半面

外れやすい(脱臼と言います)性質もあります。

 

 

引用文では、”肩が前に”と書かれていますが

上腕骨(頭)自体が前に出る動きと

背中の肩甲骨が前に出る動きの両方があるでしょう。

 

 

2、回旋動作についての引用から

回旋とは、身体を回す・ひねる動きのことで
ボールを投げたり、バットを振るスイング動作のことです。

 

>猫背の状態では野球に必要な回旋動作がスムーズに行えません。

>特に回旋動作に必要な胸椎を十分にひねることができず
>他の部位で代償をさせようとするため、脇腹を傷めてしまったり

>腰椎を傷めてしまったりといったことが起こります。

 

 

「胸椎・腰椎」の画像(左横から見た図)

 

背骨のことを医学用語で「脊椎(せきつい)」といい

胸の部分(肋骨のついている12個の骨)を胸椎

その下の5個の骨を腰椎といいます。

 

 

腕は胸椎の高さについているため

ピッチングやバッティングで腕を使う際には

胸椎での回旋動作もパフォーマンスをあげるわけです。

 

 

背骨はゆるやかなS字を描いていますが

猫背でS字のカーブが増加して背中が丸まったり

逆に腰のカーブが無くなっているようだと

動きが悪くなり、傷めるリスクが高まります。

 

 

 

3、猫背を改善する為の筋肉について引用

 

>猫背の解消トレーニングとしては

>主に広背筋や菱形筋などを働かせるためのトレーニングやストレッチが大切です。

 

>大胸筋のストレッチをかねて

 

「広背筋」の画像

 

(出典:広背筋 wikipedia

 

 

背中の下半分につく、人体で一番面積の大きな筋肉です。

 

 

骨盤や背骨の後ろ中央などから始まり、上腕骨の内側についています。

 

 

背中についていますが、体幹部を動かすよりも

肩関節(腕)の様々な動きに関係しています。

参考:広背筋

https://muscle-guide.info/latissimusdorsi.html

 

 

「菱形筋」の画像

 

(出典:菱形筋(群) wikipedia

 

背骨の後ろ中央から始まって、肩甲骨の内側についていて

肩甲骨を背骨に寄せる動きに関係があります。

 

 

慢性的な肩こりで悩む人の中には

この筋肉がこっていることもありますね!

 

 

「大胸筋」の画像

 

(出典:大胸筋 wikipedia

 

いわゆる「胸板」の部分の筋肉です。

 

 

胸の中央の胸骨から始まり、上腕骨の前側についています。

 

 

この筋肉は腕・肩を前に出すような動きをするので

この筋肉が短縮したままだと

肩が前にでた巻き肩(前肩型猫背ともいいます)になります。

 

 

実は、先述の広背筋は、上腕骨の内側についているので

広背筋が短縮したままでいると、上腕骨が内側にひねられ

やはり、肩が巻き込んだ巻き肩になってしまいます。

 

 

巻き肩から背中が丸まった円背型猫背(えんぱいがたねこぜ)や

顔が前に出た首猫背(くびねこぜ・顔出し型猫背ともいいます)になることもあります。

 

 

大胸筋も広背筋も、筋トレで鍛え過ぎると

短縮したままになり、猫背が悪化するので

まずはストレッチで伸ばしてあげることをおススメいたします。

 

 

そうして、正しい姿勢がとれるようになってから

徐々に筋トレでパフォーマンスアップした方が

結果的には早いでしょう。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

野球シーズンも始まり、野球ファンにとっては楽しみでしょうし

ご自分で草野球を楽しむ方もいることでしょう。

 

ですが、野球の動作にも猫背はよくありません。

 

猫背を直す際には、イメージでなんとなくやっても

なかなか効果は出にくいようです・・・

 

なので、「どこの筋肉・骨格を意識するといいのか?」を

知った上でストレッチをすると、きっと効果も倍増です!

 

実は猫背を直すためには首や肩だけでなく

もっと根本となる骨と筋肉も見なければなりません。

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また、もっと猫背の直し方についてお知りになりたい方は

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投稿者

四方田 春義(よもだ はるよし)

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師ディレクター