ハイヒール美人になる方法を姿勢のマイスターが伝授!

 

 

女性の方は、仕事ではもちろん結婚式やちょっとしたパーティーなど

ハイヒールを履く機会ってありますよね?

お洒落としてたまに履いてみたくなったり。

 

 

モデルさんのハイヒール姿を見て、憧れを持つこともあるでしょう。

男性から見ても素敵だなぁと感じるものです。

 

 

ですが、せっかく履いてみたものの

鏡やガラス窓に映る自分の姿を見てガッカリ・・・なんて経験がおありかもしれません。

 

 

でもあきらめないでくださいね。

 

 

今回は、ハイヒール姿が美しく見える方法を、姿勢のマイスターが伝授します!!

 

 

これから、詳しく説明しますね。

 

 

まずは、ご自身のハイヒール姿を鏡やガラス窓でチェックしてみてください。

 

 

その後に、これからお伝えする

ご自身に合った方法を実践してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

あなたのハイヒール姿はどっち?!

 

猫背矯正マイスター®である私は

普段から街中を歩く方の姿勢をチェックしています。

 

 

ヒールの高い靴を履いた女性を見る機会も多いのですが

どうしても気になってしまう姿勢があります。

 

 

大きく2つのタイプに分けられるのですが

それは、どんなタイプなのか?

 

 

これから1つずつ説明しますので

ご自身の姿勢はどちらのタイプかチェックしてみてください。

 

 

立ったままの姿勢だけでなく

普段、ガラス窓に映る”歩行時の姿勢”もチェックすると良いです。

 

 

 

 

骨盤前傾タイプのハイヒール姿

 

 

 

骨盤前傾とは、名前の通り骨盤が前に倒れる姿勢を言いますが

反り腰になるタイプです。

 

 

ちなみにたまにハイヒールを履くと、上体が前に倒れそうになりませんか?

上体が前に倒れないようにするために

腰を反って上体を起こすことでバランスをとる必要があるわけです。

 

 

つま先立ちのような態勢になるので、ほとんどの方がこちらのタイプかと思います。

 

 

 

 

骨盤後傾タイプのハイヒール姿

 

 

 

骨盤後傾とは、名前の通り骨盤が後ろに倒れている姿勢を言います。

お尻が垂れているように見えるタイプです。

 

 

こちらのタイプのハイヒール姿は、膝が曲がっているのが特徴です。

骨盤が後ろに倒れてしまうと、そのままでは重心が後ろにあるので

尻もちをつくように倒れてしまいます。

 

 

これを避けるには膝を曲げて、重心を前に移動する必要があります。

なので、ガラス窓には膝を曲げた自分の姿が映るわけなんです。

 

 

 

 

 

 

 

タイプ別身体への弊害とは?!

 

ハイヒール姿はどうしても見た目を重要視されがちですが

実は身体への悪影響も考える必要があります。

 

 

先ほどお伝えした2つのタイプですが、それぞれ身体への影響が違います。

 

 

これから、それぞれのタイプの身体への弊害について見ていきましょう。

 

 

 

 

 

骨盤前傾タイプの身体への弊害とは

 

骨盤が前傾すると、腰が過度に反るため

腰回りの筋肉が緊張して腰痛の原因になります。

 

 

腰痛の他にも不調をきたすので注意しましょう。

 

 

① 関節の前側に痛みが出やすい

骨盤が前傾すると、股関節の前側がキュッと詰まってしまいます。

過度に緊張することで、股関節の前側に痛みが出るわけです。

 

 

 

② O脚になりやすい

骨盤が前傾すると股関節の前側がキュッと詰まるとお伝えしました。

この場合、太ももの内側の筋肉である内転筋が短縮します。

 

 

内転筋が短縮し続けると、その力を外側に逃がさないといけません。

そのために、O脚になってしまうのです。

 

 

 

③ 膝の内側に痛みがでる

内転筋が短縮し続けることでO脚になると、膝の内側に体重が乗ってきます。

 

 

膝関節全体でなく内側に体重がかかることで、内側にだけ圧力がかかり続けるわけです。

痛みがでるのも想像できるのではないでしょうか?

 

 

 

④ 外反母趾になりやすい

膝の内側に体重が乗れば、その体重は足の内側である母趾にかかってきます。

 

 

足の指から先は地面なので、これ以上内側に体重が乗らないように母趾が耐え続けます。

 

 

拇指の内側にかかる重力は、外側(小指側)にしか逃げ場がなくなります。 

関節が外側に押され続けるので、最終的に変形し外反母趾になるわけですね。

 

 

外反母趾の手術に関していうと

姿勢を整えないままですと、再度同じ場所に圧がかかるので注意が必要です。

 

 

 

 

 

骨盤後傾タイプの身体への弊害とは

 

 

お年寄りに多い骨盤の後傾タイプですが、最近は若い方でもよく見られます。

小学生でも椅子の座り方が悪いと、骨盤後傾になるので注意しましょう。

 

 

こちらはお尻が垂れてしまうだけでなく

腰や背中や首を丸める猫背の姿勢になるので、歳をとって見られやすいです。

 

 

さらに他にも弊害があるので見ていきましょう。

 

 

 

 

① イスから立ち上がるのが辛くなる

骨盤が後傾する事で重心が後ろになります。

重心が後ろにあることで、スッと立ち上がるのが難しくなります。

 

 

また、バランスを崩して尻もちをつくように後ろに転倒しやすく

腰椎の圧迫骨折などのリスクも高まります。

 

 

 

 

② 歩行時に足が前に出づらくなる

骨盤後傾は重心が後ろにあるとお伝えしました。

そのため、歩く際に足がスムーズに出てきません。

 

 

スムーズに足が出なければ、ちょっとした段差でもつまづきやすいので

転倒骨折などに注意したいです。

 

 

 

 

③ 膝の前のお皿が痛くなる

 

 

骨盤が後傾すると重心が後ろにいって、膝を曲げないと立っていられません。

膝を伸ばしたままでは、後ろに倒れてしまうからです。

 

 

また、膝を曲げた状態で生活をしていると

膝の前のお皿のあたりに体重が乗ります。

 

 

膝のお皿に負担がかかり続けるために、痛みが出るわけです。

 

 

 

 

 

 

 

ハイヒール美人をつくる方法とは?!

 

2つのタイプの身体への弊害についてお話しましたが

放っておけばヒールタイプの靴を履くことができなくなる可能性もあります。

 

 

ということは

ハイヒール美人になるには、これらの弊害を取り除けばいいわけです。

 

 

では、それぞれのタイプにあった方法についてお伝えしていきますね。

 

 

 

 

 

ハイヒール姿が美しくなる方法”骨盤前傾タイプ”

 

骨盤前傾は、股関節の前側から太ももの前の筋肉、大腿四頭筋

お腹の奥にある腸腰筋が短縮する事で起こります。

 

 

骨盤前傾の方がハイヒールを履くと

これらの筋肉がさらに緊張して反り腰が強くなってしまいます。

 

 

ということは、骨盤前傾タイプの方がハイヒール美人になるには

これらの筋肉を緩めてあげれば良いわけです。

 

 

今回は、股関節の前側から大腿四頭筋と腸腰筋を一気に緩めるストレッチをご紹介します。

 

 

 

 

【骨盤前傾改善のストレッチ】

 

①右足を大きく前に出し左膝を床につけた状態で、上体は真っ直ぐな姿勢で準備する。

 

 

 ②上体を真っ直ぐにしたまま、前に体重移動させる。

 

③左側の太ももの前側から股関節が伸びているのを感じた状態で、10秒キープする。

 

④反対側も同様に行う。

 

 

動画でもお伝えしているので、あわせてご覧ください。

 

https://youtu.be/_CYi86F90XI

 

※腰が辛い時や寝る前に行うと効果的ですので、習慣にしましょう。

 

 

 

 

 

ハイヒール姿が美しくなる方法”骨盤後傾タイプ”

 

骨盤後傾は、太ももの裏側の筋肉であるハムストリングが短縮することで起こります。

 

 

ハムストリングが短縮すると、膝が曲がった姿勢になってしまいます。

 

 

仰向けになってみて、膝が伸びきらず床と膝の間が空いてしまう方は特に

これからご紹介するストレッチを行うようにしましょう。

 

 

 

【骨盤後傾改善のストレッチ】

 

①イスに浅めに腰かけて、左足を前に出す。


 

 

②膝が曲がらないように、上体を前屈させる。

 

③左太ももの裏側の筋肉が伸びているのを感じながら、そのまま10秒キープする。

 

④反対側も同様に行う。

 

 

動画でもお伝えしているので、ご覧ください。

 

https://youtu.be/q3IN_a6h5RQ

 

 

※上体を前屈させる時に、背中を丸めずに股関節から行うと

しっかりハムストリングをストレッチできるので効果的です。

 

 

以上が、ハイヒール姿が美しくなる方法です。

まずは、骨盤を整えてあげることから始めてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回は、2つのタイプに分けて

ハイヒール美人になるために必要なことをお伝えしました。

 

 

どちらのタイプでも、骨盤を整えてケアしてあげないと弊害がでてきます。

ご自身の健康のためにも、骨盤から整えることを意識してくださいね。

 

 

自分一人では自己流になってしまうので、うまく骨盤を整えられないかもしれません。

そういった方のために

猫背矯正マイスターが月に2回姿勢のワークショップを開催しています。

 

 

【健康的な姿勢づくりワークショップ】

 

https://jmtta.org/beautiful-posture/

 

 

わずか60分で、ご自身で骨盤を整えられるワークショップです。

 

 

今回お伝えしたストレッチはほんの一部ですので

骨盤から健康になりたい方は参加してみてくださいね。

 

 

 

 

投稿者

川﨑 玄輝(かわさき げんき)

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師