腰痛の人は座った時の姿勢にも注意!なんと負担は1.4倍?!

サラリーマンやOLのような

ビジネスパーソンと言われる方々の仕事は

椅子に座ったデスクワークが多いですよね。

 

 

 

「1日8時間、座ったままずっとパソコン作業です」

先日、当院(立身堂整骨院)に来院された方もそう言っていました。

 

 

 

そんな風に座っている状態って

立っている時より“楽な”イメージがありませんか?

 

 

 

でも、どうやらそうではないようなんです・・・

 

 

 

むしろ、座っている方が腰への負担が大きく腰痛のリスクが高まり

さらに長時間座り続けることで姿勢が悪くなると悪化していく・・・。

 

 

 

なので、座っている時こそ良い姿勢など腰へのケアが大事になってきます。

 

 

 

以下で詳しく書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座った姿勢と長時間の同じ姿勢が腰を疲労させる

 

参考・出典:姿勢でリセット!腰痛対策

https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/illness/200902.html

 

 

 

まず、上の図をご覧になってください。

 

 

 

良い姿勢で立った時の腰の負担を100とすると

座った時の腰には、140の負担がかかるそうです。

(つまり、1.4倍ですね。)

 

 

 

そして、パソコン作業中はたいてい前傾姿勢をとるので

負担は185にも跳ね上がります!(上図の右端)

 

 

 

その理由は、「股関節が曲がり、腹筋がゆるむために

上半身の重さや動きを支えるための負担が

(腹筋以外の)背中や腰の筋肉、背骨と椎間板にかかるから」

だといいます。

 

 

 

 

また長時間(1日8時間など)同じ姿勢でいることで

筋肉は疲労が蓄積して固くなり、血流も悪くなっていきます。

 

 

 

さらに、疲労してくるとだんだんお尻が前に滑って

骨盤が後傾したり、前傾したりしませんか?

 

 

 

それも腰への負担を増加させ

だんだんと慢性腰痛が出来上がっていくわけです(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座るときは骨盤をまっすぐ立てるのが基本

 

 

座っている時の正しい姿勢では

骨盤をまっすぐ立てるのが基本です。

 

 

 

やり方としては、「お尻の穴を真下に向ける」意識を持ち

股関節をしっかり曲げるようにしてくださいね。

 

 

 

この時、膝頭の高さが足の付け根より少し高くなるようにすると良いようです。

逆に、膝頭が下がっているようだと骨盤を立てにくいです。

 

 

 

さらに、パソコンのキーボードの位置や

モニター画面の高さも調整して

正しい姿勢でパソコンを使うことも重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイレ休憩で身体をリセット

 

 

先ほども触れましたが、たとえ良い姿勢だったとしても

長時間同じ姿勢でいると身体はコリコリに凝固まってしまいます。

 

 

 

まして身体が前傾した猫背ならば

腰への負担も大きく(上図では185もありましたね)

それだけ疲労しガチガチに固くなることはいうまでもありませんね。

 

 

 

なので、トイレ休憩などのタイミングで

ふくらはぎのストレッチや背伸びで身体を伸ばしてリセットしましょう!

 

 

 

上図のように、椅子にすわったままできるストレッチのやり方もありますね。

 

 

 

やり方は、椅子に浅く腰掛け、図のように伸ばした足のつま先を反らし

太ももの後ろ側からふくらはぎにかけての部分を伸ばすようにして

10秒キープするだけです(片足ずつおこなってください)

 

 

 

ストレッチは血流も良くなるのですが

血液が新鮮な酸素を脳を含め全身に運ぶので

その後の仕事の能率も上がることも期待できますよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事中の猫背は否定しない

 

 

ここまでずっと「(腰痛の人は)姿勢をよくしましょう」

といったお話をしてきました。

 

 

 

では、パソコン作業中は絶対に猫背になってはいけないのでしょうか?

猫背だと腰への負担がひどくなるんですよね?

 

 

 

でも、猫背の方が仕事のパフォーマンスが上がって

集中力も(姿勢が良い時より)アップしてるはずです。

 

 

 

あなたはどちらが正しいと思いますか?

 

 

 

私の考えを書きますね。

 

 

 

「パソコン作業に没頭している時は、猫背でもいい」

と思っています。

 

 

 

その代わり、必ずトイレ休憩などで身体の固さをリセットし

仕事以外の時間には正しく良い姿勢でいられるようにしてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姿勢など身体のリセットのやり方

 

先ほど、「ストレッチや背伸びなど」と

身体のリセットのやり方をざっくりとご紹介しました。

 

 

 

ですが、本当にガチガチに固まってしまうと

それだけではなかなか身体が伸びにくいこともありますよね。

 

 

 

そんな場合は上向きに寝て「大の字」でバンザイするポーズがおススメです。

なぜなら、その状態だと身体の力を抜きやすく

猫背で固まった筋肉も元のように伸びやすいからです。

 

 

私たち猫背矯正マイスター@の指導するセルフケアでは

背中に枕を入れてバンザイするやり方もおススメしています。

(大きめのバスタオルを丸めてもOKです)

 

出典:一般社団法人 日本施術マイスター養成協会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

・実は座った姿勢の方が腰の負担が大きかった!

   (前傾するとさらに悪化)

・正しい姿勢は骨盤を立てて座ることが基本!

・仕事中は猫背でもいいから後でリセット!

 

 

今回の内容は“姿勢”に関する全体のまだ一部です。

 

 

さらに猫背の直し方について

もっと詳しくお知りになりたくなった場合には

(東京・神奈川近郊の)方は私たちが開催している

「正しい姿勢ワークショップ」へもご参加ください!!

 

 

正しい姿勢がどういうものか、

どうすれば正しい姿勢をつくれるか、

楽しく具体的にワークをおこなっていきます。

 

https://jmtta.org/beautiful-posture/

 

 

 

 

投稿者

四方田 春義(よもだ はるよし)

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師ディレクター