高齢者の元気割合上昇中?!今後の課題と高齢化の明るい未来

 

日本の高齢者の人口の割合が

世界一ということをご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

 

ここで・・・

 

 

みなさんは、日本の高齢者の割合が世界一だという事実を知って

どのようなイメージを持たれるでしょうか?

 

 

『世界一はすごい!!』とプラスのイメージを持つ方もいるかもしれません。

 

 

もしかすると、高齢者が増えることで

逆に『日本は元気がなくなっていくのでは?!』

マイナスのイメージを持たれた方が多いのかもしれません。

 

 

そのようなマイナスのイメージを持たれた方へ。

 

 

安心してください。

 

 

実は、

 

 

年々元気な高齢者の割合は増加傾向にあったのです!

 

 

もちろん、ここには介護等、解決していかなければならない課題もあります。

それでも、なぜ元気な高齢者の割合が上昇しているのか?

 

 

これから、詳しく説明していきますね。

 

 

日本の高齢者の現状。

そこから見えてくる今後の課題。

その課題を解決していくには?

 

 

この流れでお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者の人口の推移は?

 

 

平成29年総務省の調査によると、以下のような報告があります。

 

*参考:ホームページおよび画像

            総務省統計局より

まずは、2つの画像をご覧ください。

 

 

 

ご覧いただくと、一目瞭然なのですが

日本の総人口は平成20年をピークに減少傾向ですよね?

 

 

それに比べて、65歳以上の高齢者の人口はいかがでしょう!

年々増加傾向にあるわけです。

 

 

前年と比較すると・・・

 

 

総人口は21万人減少している一方で、高齢者の人口は57万人増加しています。

 

 

年々、総人口が減少し高齢者が増加すると

高齢者を支える若者の負担が増えるという問題も考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元気な高齢者の割合上昇?!その理由とは?

 

 

高齢者の人口が増加傾向で、総人口は減少傾向にあると、先ほどお伝えしました。

 

 

確かに、今後、若者は高齢者を支えていけるのか??

この問題は、重大ですよね!

 

 

でも、高齢者自身が自分を含めて高齢者を支えることができるとしたら

いかがでしょうか?

 

 

こちらをご覧ください。

 

 

参考:内閣府ホームページより

         【高齢者の就業】

 

 

 

『労働力人口の推移』という上の画像の赤線を見ると

労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は、年々上昇しているのがお分かりかと思います。

 

 

平成28(2016)年時には、労働力人口総数に占める割合は、11.8%にまで上昇しているわけです。

この数値は、何を意味しているのでしょうか?

 

 

働く高齢者が年々増加しているということは

元気な高齢者の割合が上昇している証拠の1つになりますよね。

 

 

元気でなければ、当然働くことはできませんから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者の就業意欲は高い?!

 

働きつづける高齢者の人口割合が

上昇していることはご理解できたかと思います。

 

 

ただ、本当に働きたいという意欲はあるのか

というところも気になるところですよね?

 

 

なぜなら、中には生活のため、生きていくために

渋々働いている方もいるかもしれませんから。

 

 

でも、安心してください。

 

 

高齢者の就業意欲は、とても高いようですよ。

先ほどの、内閣府ホームページを読み進めると、興味深い調査結果がありました。

 

 

参考:内閣府ホームページより

         【高齢者の就業状況】

 

 

 

画像をご覧いただくと一目瞭然なのですが、高齢者の就業意欲はとても高いんですよ!!

 

 

現在仕事をしている高齢者の約4割が

「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答しているわけです。

 

 

しかも・・・

 

 

70歳くらいまで、もしくはそれ以上との回答と合計すれば

約8割が高齢期にも高い就業意欲を持っていることが分かります。

 

 

もちろん、健康でなければ働きつづけることは難しいです。

 

 

ですが、こういった意欲を持った高齢者が多いということは

日本の未来も明るくなりそうですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元気な高齢者の今後の課題とは?

 

 

高齢者の就業意欲が高いことは、理解できたのではないでしょうか?

とても嬉しいことですね。

 

 

ただ、年を重ねていくということは

意欲だけでは働きつづけることは難しくなってくるというのも現実です。

 

 

ここで出てくる課題としては、健康で元気でい続けられるのかということです。

 

 

つまり、働きつづけながら

介護を必要としない身体をつくっていくという習慣が必要です。

 

 

次に、要介護になる理由についてみていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

65歳以上の介護の現状とは?!

 

 

65歳以上の高齢者の労働力人口の割合は、年々上昇していましたね。

ただ、実は65歳以上の要介護者数も年々増加しているのです。

 

 

こちらをご覧ください。

 

 

参考:内閣府ホームページより

         【(2)65歳以上の者の介護】

 

 

 

画像には、要介護だけではなく要支援も含まれてはいますが

平成27(2015)年度末と平成15(2003)年度末を比べてみますね。

 

 

なんと・・・

 

 

12年間で、236.4万人も増加しています。

 

 

元気に働いている65歳以上の高齢者が増加している一方

介護を必要とする65歳以上の高齢者も増加しているわけですね。

 

 

今後どちらの人数の方が増加していくのか?!

複雑な現状に、日本は直面しているわけです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要介護になる理由とは?

 

 

このままの状況ですと

上昇している高齢者の労働人口の割合も、要介護者の人口が増加することで

減少していく可能性も十分考えられると思いませんか?

 

 

では・・・

 

 

ここで、なぜ要介護を必要となってしまうのかについて、見ていきましょう!

 

 

参考:内閣府ホームページより

         【(2)65歳以上の者の介護】

 

 

 

上記の画像をご覧いただけると分かりますが、要介護になる主な原因はこちらです。

 

 

「認知症」が18.7%と最も多く、次いで、「脳血管疾患(脳卒中)」15.1%

「高齢による衰弱」13.8%、「骨折・転倒」12.5%という調査結果になっています。

 

 

みなさんはこの結果を見て、どのように感じたでしょうか?

 

 

わたしは、普段高齢者を中心とした施術を行っていますが

よくこのような会話のやり取りがあります。

 

 

「もう、歳だからね・・・」

 

 

「その時がきたら、その時だ!!」

 

 

このブログを読んでくれている方の中にも

同じような考えをお持ちの方も多いのではないでしょうか?!

 

 

ですが・・・

 

 

ここで、言わせてください!

 

 

『ストップ!!  要介護!!』

 

 

 

自分が歳だからと、あきらめなくて大丈夫ですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要介護予防の身体をつくっていくには?

 

 

要介護になってしまう主な要因は

『認知症』『脳血管疾患(脳卒中)』『高齢による衰弱』『骨折・転倒』でしたね。

 

 

これらの割合をすべて足してみると、60.1%になります。

要介護の原因の約6割にあたるわけです。

 

 

もし・・・

 

 

この6割を前もって予防できる方法があるとすれば、みなさんは知りたいですか?

 

 

予防できれば、今後の高齢化も明るいですよね。

実は、予防できる方法が、ちゃんとあるのです。

 

 

要介護予防の方法とは・・・

 

 

『ストレッチ!!』

 

 

なーんだ!!ストレッチか!!

 

 

このように感じた方は、ストレッチの素晴らしい効果を知ると

今すぐにでも始めたくなるはずですよ。

 

 

なぜなら、ストレッチにはこのような効果があるからです。

 

 

 

 

【ストレッチの効果】

 

1.認知症の予防・改善効果がある!

 

 

 

ストレッチは、運動療法の1つとしてあげられますが

認知症の予防、改善に効果があるとことがわかっています。

 

参考:健康長寿ネット

         『認知症に対する運動療法』

 

もちろん、適度な運動を加えながらではありますが

脳の活性化が促され認知症で障害される認知機能の改善にも

効果があることがわかっています。

 

 

 

2.血圧を低下させる効果がある!

 

 

厚生労働省の生活習慣予防のサイトによると

ストレッチには血圧を低下させる効果があることが分かっています。

 

 

血圧を下げることができれば、血管へのダメージを軽減できます。

血管へのダメージが少ないほど

脳血管疾患(脳卒中)のリスクも低くなるというわけです。

 

 

ストレッチについての素晴らしい効果については

こちらのブログにも詳しく書きましたので、あわせてご覧ください。

 

 

*ストレッチ習慣はこんなに素晴らしい!6つの健康効果とは?

 

 

 

 

 

 

3.身体能力の向上にもつながる!

 

 

わたしは姿勢の専門家として、身体に負担のない理想的な姿勢をつくるために

ストレッチ指導も行っています。

 

 

姿勢を整えていくことで、身体のバランスが取れるようになります。

日常生活での負担も減りますから、寝たきりのリスクも減りますよね?

 

 

高齢による衰弱を避けることもできるわけです!

 

 

寝たきりで急激な衰弱になっている方を、わたしはたくさん見てきています。

ストレッチで寝たきりリスクを減らしていけると良いですね。

 

 

 

4.筋肉の柔軟性・粘弾性を促す!

 

 

筋肉が短縮してガチガチに固まってしまうと、思うように身体を動かせなくなります。

 

 

歩くときも、一歩目がうまく出せなかったり、足をしっかり上げられなくなるのです。

そうなってくると、段差がないところでも、つまづきやすくなるわけです。

 

 

例えばつまづいて転倒すると、高齢者ほど骨折しやすいです。

 

 

でも、ストレッチをしてあげることで、筋肉の柔軟性・弾力性を取り戻すことができます。

そうすれば、転倒や骨折のリスクも低くなるわけです。

 

 

ストレッチを習慣にするだけで、要介護の原因の6割を軽減させることができるとしたら

今からやらない手はないですよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

できるだけ仕事をしていたいという、元気な高齢者の割合は、今でも上昇中です。

それとは逆に、介護を受ける高齢者の割合も上昇しています。

 

 

生涯仕事をしたいと思っていても、介護を受けるようになると

思うような仕事をすることは難しくなってくるわけです。

 

 

実際に元気に働いている高齢者がいることは、とても喜ばしいことです。

 

 

介護を必要とせずに、今後の高齢化を明るい未来にするために

一人ひとりがストレッチを習慣にしていけると良いですよね。

 

 

今回はストレッチの方法については割愛させていただきました。

 

 

今回のブログがきっかけとなり、高齢者になっても介護を受けることなく

健康的な身体をつくっていきたいという方もいらっしゃることでしょう。

 

 

こういったワークショップがありますので、参加されると良いですよ。

 

 

【(健康的に)美しい姿勢づくりワークショップ】

https://jmtta.org/beautiful-posture/

 

 

 

普段高齢者の施術をしている姿勢のプロが、楽しく分かりやすく指導していきますよ。

 

 

投稿者

川﨑 玄輝(かわさき げんき)

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師