膝が伸びない原因は2タイプ?!その理由と解決法を伝授!!

 

「膝が伸びなくなって・・・」

 

 

「最近、膝が曲がっていると言われる・・・」

 

 

このように自覚症状がある方や、自覚症状はなかったけれども

ご家族や友人に言われてショックを受けたことがある方は

いらっしゃいませんか?

 

 

膝が伸びなくなってしまった本人は、原因が分からないので

 

 

「歳だから・・・」

と思い込んでいる方も多いようです。

 

 

もし、膝が伸びない原因が、加齢によるものであれば

高齢者はみんな膝が伸びないという事になりますよね?

 

 

でも・・・

 

 

実際には膝がスッと伸びている高齢者の方もいらっしゃるのも事実です!

 

 

この事からも、加齢だけが原因でないことが理解できます。

では、膝が伸びない原因は、いったい何なのでしょうか?

 

 

先に、結論になりますが

膝が伸びない原因は2タイプあります。

 

 

それぞれのタイプによって解決法も変わってきますが

膝が伸びない原因の1つは

 

 

『骨盤前傾タイプ』

 

 

もう1つは

 

 

『骨盤後傾タイプ』

です。

 

 

骨盤の前傾後傾という名前が出てきましたが、分からない方もいらっしゃると思います。

これから詳しく説明していきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤前傾タイプ』とは?

 

 

 

『骨盤前傾タイプ』とは

画像のように名前の通り骨盤が前に傾いてしまっているタイプです。

 

 

反り腰の方が、このタイプに当てはまります。

 

 

骨盤前傾、反り腰になってしまうのはある筋肉が関わっています。

その筋肉とは、『大腿四頭筋』『腸腰筋』です。

 

 

『大腿四頭筋』とは、太ももの前の筋肉を言います。

 

*下の画像を参照ください。

 

 

 

 

腸腰筋とは、腸骨筋と大腰筋の2つの筋肉の総称です。

 

 

股関節と体幹をつなぐ大切な筋肉で、姿勢の維持に不可欠な筋肉なのです。

 

*下の画像を参照ください。

 

 

 

この2つの筋肉は、股関節に付着しているのですが

短縮することで、骨盤を前に傾けるような作用になるわけです。

 

 

そのために、骨盤が前傾し反り腰になってしまいます。

腰痛の原因にもなるので、早めに対処しておきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤前傾タイプ』の膝が伸びない原因とは?

 

 

大腿四頭筋腸腰筋が短縮すると、骨盤が前傾するということは、理解できましたか?

 

 

ここで、骨盤が前傾することで、なぜ膝が伸びなくなるのか?

これから説明していきますね。

 

 

まずは、こちらの画像をご覧ください。

 

 

 

こちらの画像は、10年以上膝痛で苦しんでいる方のものです。

 

 

反り腰でい続けると、カラダにはどのような現象が起きてくるのか?

まず、立位の状態で、上体が前傾するようになります。

 

 

いきなり上体が前傾するわけではありません。

 

 

少しずつ少しずつ、骨盤前傾に対してバランスを取ろうとして

上体が前傾してくるわけです。

 

 

そうしてあるところまでくると前傾することに限界がきます。

なぜなら、カラダが前に倒れてしまうからです!

 

 

次に負担がくるのが膝になります。

 

 

ここで・・・

 

 

一度上体を前傾したままで、膝を伸ばし続けてみてください。

 

 

耐えきれずに、足を一歩前に出してしまう、もしくは前に倒れこんでしまうはずです!!

上体が前に突っ込むのを耐えるには、膝を曲げるしかなくなります。

 

 

日常生活で、膝を曲げたままでい続けてしまえば

膝が曲がったまま固まってしまうわけです。

 

 

固まってしまえば、膝を伸ばすことが困難になりますよね。

 

 

骨盤前傾タイプで膝が伸びない方は

今後、O脚になり、やがて変形性膝関節症になるリスクが高まります!

 

 

関節が変形してからでは、膝は伸ばすことができなくなるので、注意しましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤後傾タイプ』とは?

 

 

 

骨盤後傾位とは、上の画像のように骨盤がお尻側に倒れてしまい

お尻が垂れてしまうタイプです。

 

 

骨盤に付いている太ももの裏の筋肉であるハムストリングが短縮することで

骨盤を下に引き下げてしまうことで骨盤後傾位になります。

 

 

この状態では、立ったり歩いたりするのに大切なお尻の筋肉(大臀筋)が使えず衰えるので

お尻がペタッとなってしまうのも特徴です。

 

 

ハムストリングとは?!

大腿二頭筋(短頭・長頭)・半腱様筋・半膜様筋の総称です。

下の図を参照ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤後傾タイプ』の膝が伸びない原因とは?

 

 

ハムストリングが短縮すると、骨盤が後傾するということは、理解できましたか?

 

 

なぜ、骨盤が後傾すると、膝が伸びなくなるのか?

先ほどの画像を見ながら、説明していきますね。

 

 

 

画像のように、骨盤が後傾すると、重心が背中側に移行していきます。

この状態で膝を伸ばすと上体が後ろに倒れてしまうわけです。

 

 

上体が後ろに倒れないよう、重心を前にもっていくために

背中を丸め膝を曲げてバランスを取るしかなくなります。

 

 

この膝を曲げた状態が習慣になれば、そのまま固まってしまいます。

だから、膝が伸びなくなってしまうわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤前傾タイプ』の膝が伸びないを解決する方法とは?

 

 

それでは、骨盤前傾タイプで膝が伸びなくなった方の解決法をお伝えしますね。

 

 

骨盤前傾になる理由は、大腿四頭筋と腸腰筋が短縮してしまうことでしたね?

ということは、短縮した大腿四頭筋と腸腰筋をしっかりと緩めてあげればいいわけです。

 

 

大腿四頭筋と腸腰筋を効果的に緩めるストレッチがありますので、ご紹介しますね。

それでは、一緒にやってみましょう!

 

 

 

 

【骨盤前傾改善のストレッチ】

 

 

 

 

①右足を大きく前に出し左膝を床につけた状態で、上体は真っ直ぐな姿勢で準備する。

 

②上体を真っ直ぐにしたまま、前に体重移動させる。

 

③左側の太ももの前側から股関節が伸びているのを感じた状態で、10秒キープする。

 

④反対側も同様に行う。

 

 

動画でもお伝えしているので、あわせてご覧ください。

https://youtu.be/_CYi86F90XI

 

※腰が辛い時や寝る前に行うと効果的ですので、習慣にしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『骨盤後傾タイプ』の膝が伸びないを解決する方法とは?

 

 

次に、骨盤後傾タイプで膝が伸びなくなった方の解決法をお伝えしますね。

 

 

骨盤後傾になる理由は、ハムストリングが短縮してしまうことでしたね?

ということは、短縮したハムストリングをしっかりと緩めてあげればいいわけです!

 

 

ハムストリングを効果的に緩めるストレッチがありますので、ご紹介しますね。

是非、一緒にやってみましょう!

 

 

【ハムストリングのストレッチ】

 

 

 

①イスに浅く座る。

 

②左足を前に出す。

 *膝が出来るだけ曲がらないように。

 

③上体を前に倒す。

*背中を出来るだけまっすぐにした状態で、股関節から前傾させること。

 

④太ももの裏がストレッチされているのを感じながら10秒キープする。

 

⑤右側も同様に行う。

 

 

3分ほどの動画でも説明しましたので、ご覧ください。

https://youtu.be/q3IN_a6h5RQ

 

 

 

その方の身体の硬さなどで、改善に時間がかかる方もいますが

ハムストリングをしっかり緩めて短縮を解消すれば骨盤も正しい位置に戻ってきます。

 

 

あきらめずに、根気よく続けてみてください。

 

 

 

 

以上の理由から、膝が伸びない原因には2つのタイプがあり

それぞれにあった方法で解決する必要があると考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

膝が伸びない原因には、『骨盤前傾タイプ』と『骨盤後傾タイプ』の

2つのタイプがあるとお伝えさせていただきましたが、理解できましたか?

 

 

まずは、ご自身が『骨盤前傾タイプ』なのか『骨盤後傾タイプ』なのかを知る必要があります。

なぜならば、それぞれのタイプによって解決法も変わってくるからです。

 

 

ご自身がどちらのタイプで膝が伸びなくなったのか分からないという方は

こちらのワークショップに参加してみてください。

 

 

 

【美しい姿勢づくりワークショップ】

 

https://jmtta.org/beautiful-posture/

 

 

 

わずか60分でご自身の姿勢を知って

自分で骨盤を整えるようにしていきましょう!!

 

 

投稿者

川﨑 玄輝(かわさき げんき)

 

 

一般社団法人日本施術マイスター養成協会認定猫背矯正マイスター®

『美しい姿勢スペシャリスト』認定講座講師